2020年10月19日月曜日

最短!太極拳の套路の覚え方

套路がなかなか覚えられないという人はちょっとした工夫でサクサク覚えられるようになります。

因みに私は24式太極拳を3日で覚えました。

套路は太極拳の総合鍛錬法なので順番や動作は早く覚えてしまいましょう。
その後、姿勢、呼吸、脱力を心がけながら心と体と技をじっくり錬磨していきます。

さて、套路の覚え方です。

①ボイスレコーダーを使って套路名称をゆっくり音読で録音する。(十分間隔をあけて)
②繰り返し聴く。
③レコーダーを再生しながらそれに合わせ覚えたところまでの動作を繰り返し練習する。

これだけです。

この方法なら暗記が苦手な人も、自分で読み上げた套路名称を繰り返し聴くだけで覚えられます。
掃除しながら、料理しながら、洗濯しながら、お風呂に入りながら・・

因みに他人の声より自分の声の方がいいです。
他人の言うことは聞けなくとも自分の言うことは聞けますよね?(笑)
今や誰もが持っているスマホのボイス機能を活用しましょう。

套路名称が頭に入ったら、それに合わせて動いてみましょう。
こうすることで、動作と名称を同時に覚えることが出来ます。

***

因みに当会では套路名称はすべて日本語読みしていますし、日本語読みを推奨します。
理由は、カタカナ中国語で覚えても中国人には通じないし、自分でも意味が解らず、合理性に欠けるからです。

太極拳の套路名称は比喩が使われていることが多いので、日本語で読めばパッとイメージしやすくなります。

私は24式太極拳を中国人の先生に習いましたが、テキストに書かれているカタカナ中国語と、先生の発音とは全く聞こえが違いました。
(ある生徒さんがカタカナ中国語を使っていましたが、その時、先生は怪訝そうな顔をされていました;)

例えば、「ドンジャオ」は「トゥンチャオ」と発音しますが、そもそもイントネーションが違います。
ドンジャオ(→→)と発音しても通じません。
トゥンチャオ(⤴⤵)と発音します。
日本語のように棒読みでも通じるのではなく、中国語や英語はイントネーションで聴きとっているからです。

ドンジャオでは太極拳を知らない日本人にも中国人にも通じません。
蹬脚(とうきゃく)と読めば「あー、脚を上げる動作だな」とすぐに解ります。

今や太極拳は世界中に普及していますが、英語圏では英語名で読んでいます。
例えば、単鞭はSingle whip
これを「シングルホイップ」などと呼んでしまうと笑われてしまいます。
「センゴゥウェッ」という感じで発音します。

とまあ余談が長くなりましたが、
とにかく套路はこの方法でサクッと覚えてしまいましょう。

そこから細かな動作を覚え、丹田がグルグルと動き出し、内から外へ膨張感を感じるようになるまで徹底的に練り上げます。

覚えるまでは頭のトレーニング。
覚えてからは心と体のトレーニングになります。

是非やってみてください。



2020年10月16日金曜日

やわらかくなることが強くなること

太極拳で大事なこと。

弛める~開く~繋ぐ~通す

このことをどれだけの人が意識出来ているでしょうか?

私としては動作を覚えた会員さんが少しでも早く次のステップに上がれるよう、毎回のように伝えることなのですが、
実際にそれが伝わっているかどうかは微妙です。
動作を見る限り、どうやらこれらの感覚を身につけるにはある程度時間が掛かりそうです。

本を読んでいて難しい言葉がたくさん出てくると、文字だけ追って全く頭に入らないことがありますが、
言葉の雨を降らすだけでは結局何も伝わらないのと同じです。

だから、指導する時は専門用語を出来るだけ省き、可能な限り日常生活で使う言葉を使うようにしています。

さて、結果はどうでしょう?

人は目の前に出された多くの料理に対し、嫌いな物を避け、好きなものだけにかぶりつこうとしますが、太極拳でも全く同じことが起きます。

流派や型の問題ではありません。
必要だと思って説明しても、好きな言葉だけが耳の鼓膜を通過し、そうでないものは跳ね返してしまいます。

もしかしたら言葉は必要ないのかもしれません。

指導してきてわかったことは、
套路を覚える速さと感覚を掴む速さは比例しないことです。

暗記や計算が得意な人もいれば、それが苦手な人もいます。
逆にそれらが苦手でも、音楽を聴いたり、絵を描いたりするのが好きな人もいます。

いずれもひとつのことを修得しようと思うなら、スポンジのように頭も体もやわらかくすることです。
自分の頭の中だけで学ぼうとしたり、暗記力だけに頼ろうとすると遅れをとるだけです。

禅では「無」になることを求められますが、「捉われ」から自分を解放し、無の状態になることは、先ほども言いましたようにスポンジのようになることです。
形はあるのですが、中身はスカスカです。
たっぷり水を含ませることが出来ます。

その「水」は太極拳に必要な知識、感覚、パワーです。

冒頭で、「弛める~開く~繋ぐ~通す」と説明しましたが、
太極拳で勁(チカラ)を出すことが出来るようになることと、太極拳を学ぶことは同じことのように思えます。

まずは太極拳を楽しみましょう。



2020年10月9日金曜日

女性は勁力を持っている

「女性は潜在的に勁力を持っている」

そんな話を先日のカルチャーで話していました。

なぜ女性は勁力を持っているのか?
それは男性に比べどうしても筋力が劣るからです。

男女平等が謳われ始めてから女性社員のお茶くみ、コピー取りという位置づけは崩壊しました。
現代の女性は男性と変わらないほどの仕事をこなしますし、それ以上であることも多々あります。
家事にしても夫婦で分担するようになり、逆を言えば家で力仕事をすることもたくさんあります。

私は以前美容の仕事をしていましたが、当然クライアントは全員女性です。
それ故に、数多くの女性を見る(観察する)機会に恵まれました。
その時に感じたことは、女性は男性より努力家であり、男性よりチカラを持っているということです。

働く女性は、仕事と家事を両立させながら、肌や髪のお手入れから、メイク、ダイエット、服選び、もう本当に大忙しです。
だから旦那が家でゴロゴロしているとイラっとしてしまうのでしょうね(笑)

私が成人してからのことですが、私が必死で開けようとしても開けられないジャムのキャップを、母親はいとも簡単に開けてしまいました。
この時に確信しました。
女性は潜在的に男性以上の力を持っていると。

またIT関係の仕事をしている時の話ですが、秘書代わりに書記をしてもらっていた女性がいたのですが、私の早口トークと同じスピードでキーボードを打つのには本当に驚かされました。その場で議事録完成です。
当時のIT仲間の中でもそのスピードは断トツでしたが、私の猛烈な速さのスピーチをすべて文章に変換していました。
(因みに今の私は太極拳に合わせゆっくりトークです:笑)

とにかく、そのしぐさを見ていると、無駄な力を使っていないのです。
男は腕の力をめいいっぱい使おうとしますが、女性の場合は肩にも力が入っていないし、肘もだらりとしています。
一体どこの筋肉を使っているのか?
不思議でした。

今思えば体全身の力を使っていたのだと思います。
ジャムのキャップで言えば、その瞬間だけ全身のエネルギーをキャップを開けることに総動員したのでしょう。

これは明らかに勁力です。
というより勁力的な力の使い方です。

つい先日もこんなことがありました。

道場の鏡を磨くのを女性会員のY子さんと一緒に始めたのですが、私がようやく1枚の鏡を磨き終えた時、Y子さんは5枚の鏡を磨き終えていました。
これにはぶったまげました(笑)

まあ、完璧ではなかったにしても、力仕事である鏡磨きを私よりずっと華奢なY子さんが私の5倍のスピードで仕事をこなしたことになります。

ところが何故でしょう?
こと太極拳になるとその力を出せないのです。
出せないのではなく「出し方が解らないだけ」なのだと思います。
なぜなら前述した通り、女性のほうが勁力があるからです。

力で動こうとしない。
肩肘をゆるめる。
必要な部分にエネルギーを集める。
体全身の力を使う。

こういう力を使う時、太極拳らしい姿勢や動きになっているはずです。

当会に来られる会員さんは、きっとそういう力を身につけたいと思って訪れられるのだと思います。

勁力は全身力であり気力なり。

力を入れようとしなければ勁力を出すことが出来るようになります。



2020年10月5日月曜日

四十肩と五十肩について

四十肩と五十肩について考えてみました。

今まで様々な人と接してきて四十肩や五十肩で苦しむ人を見てきました。
腕を上げることが出来ず、本当に辛そうです。
見ているこちらも辛くなります。

さて、四十肩や五十肩の症状が起きる原因とはなんでしょう?

医学的には間接包が収縮することで起きるとされていますが、関節の動きをスムーズにするための潤滑油を包む袋が潰れてしまったような状態になるわけです。

オイルを入れないで車を動かそうとすると車は壊れてしまいますが、まさに肩がそのような状態になっていることになります。

25年間予防医学を勉強してきて、私の知る限りで言えば、これら関節の症状の根本的な理由は、老化による体力低下と栄養不足です。

栄養に関しては魚介類を食べましょう。これらに間接に必要な栄養が詰まっています。
魚介類が苦手なら、サプリメントで摂取する方法もあります。グルコサミンやコンドロイチン、EPAなどです。

体力低下に関しては、説明すると長くなるので簡単に言えば、酸化によるものです。
人間でなくとも物でも何でも必ず劣化します。
劣化の原因のほとんどは酸化です。
過度な運動や暴飲暴食、不摂生によって作り出される活性酸素が老化を早めます。

煙草吸わない、お酒控える、よく寝、よく食べ、適度に動くのが一番です。

特に大事なのが一番最後の適度に動くことですが、
これには太極拳がとても適していると言えます。

太極拳ではゆっくり動くので呼吸が深くなります。
邪気を吐き出し、神気を取り込むことで、疲れやストレスを飛ばし、パワーが漲ってきます。
太極拳をされている方は高齢の方でも皆元気です。

肩が上がらなくなるのは加齢と共に筋力が衰えてくるのに、肩を酷使するからです。
日常生活において必ず肩や腕を使います。

だからどちらしかありません。

筋力を養うか、
日常生活を諦めるか。

極論になってしいましたが、筋力がないのに腕や肩を使うと肩へのダメージを増大させてしまうからです。

良い方法があります。

必要な筋力を養いながら、なるべく筋力を使わない方法を身につけることです。
太極拳ではこれを勁力と呼んでいます。
(因みに過度なトレーニングは活性酸素を増やしてしまうのでお勧めしません)

勁力は脱力すればするほど増大させることができます。

勁力の正体はなんでしょう?

これも話せば長くなりますが、一言で言えば、「対抗しようとしない力」です。

太極拳で指導する時、毎回うるさいぐらいに最小限の力で動かすようにと繰り返します。
そうは言っても力を使っている人を数多くみかけます。
その理由は力の抜き方がわからないからです。

肩の力が抜ければ、大きな力を手に入れることができます。
これが太極拳や柔術で使われている力となります。

太極拳はゆっくり動くことでインナーマッスルを鍛えます。
インナーマッスルはつきにくく落ちにくい性質があり、遅筋と呼ばれますが、実際は速筋よりも速く大きな力を生み出すことのできる不思議な筋肉です。

腕の力は腕の太さに比例すると言われますが、それは腕だけで考えた場合です。
体全身を使った筋肉の使い方をすれば快活な老後を送ることが出来ます。

必要な筋力をつけ、勁力を身につける。
これが加齢と上手く付き合う最善の方法です。

私は太極拳のお陰で、四十肩も五十肩も経験せずにあと3年で還暦を迎えます。
還暦になっても六十肩になることはないでしょう。

繰り返しますが、勁力は対抗しようとしないことで生まれるチカラです。

逆らわない
受け入れる

地球上にある、あらゆる力と調和してみましょう。
そうすると水に浮かんでゆらゆら揺れているように心も体も軽くなります。

太極拳で目指すのは「強さ」ですが、それは自分に対しての強さを身につけることだと私は思っています。



2020年7月10日金曜日

二つの気持良さ

太極拳をやると気持ちいいと言いますが、その気持ち良さの意味合いも様々ですし、又、ある程度鍛錬を積まないと解らない気持ちよさもあります。
もちろん私もまだ体験したことのない気持ちいい世界があると思っていますし、それを楽しみにもしています。

いずれも太極拳で気持ちよくなるためには、まず姿勢です。
正しい姿勢が出来ていなければ、内面で感じる気持ち良さにはなってきません。
もし現時点でも気持ちいいと感じているのであれば、その気持ち良さの数十倍になると思っていてください。

私は表演太極拳も経験してきましたが、表演の気持良さもあります。
人に感動を与えたくて懸命に練習し、そして人前で披露する緊張感と達成感、またその後の人から頂いた感想によって得られる喜び。
これも太極拳の楽しみ方のひとつだと思います。

私はよくばりなのでこれだけでは終わりません。

伝統太極拳では人に見て頂くことを目的としていません。
伝統太極拳で得られる一番のものは、強さです。
強さというと、体を鍛え上げ、喧嘩に強くなるというイメージかもしれませんが、太極拳で言う強さはそれとは異なります。

外見で言えば、伝統太極拳の鍛錬を積んでいくと、まず痩せます。
深い呼吸によって脂肪燃焼が高まり無駄な贅肉が落ちるので、太極拳を始めとする内家拳家はスリムな先生方が多いです。

先ほど無駄なものが落ちると言いましたが、それは贅肉だけではありません。
生まれたばかりの頃にはなかった、力み、こわばり、つっぱり、過剰な防衛反応や闘争心、虚栄心等、これら無駄なものが落ちていきます。

これらが付随してきた理由は、子供の頃に遡り思い起こせばいろいろその原因が浮かんでくるでしょう。
人間は生きて行く上で様々な経験を積んで行きますが、辛いことに打勝とうとすればするほど、何故が真逆の方向に走ってしまうから厄介です。
そのことが体を緊張させ、様々な病気を誘発させてしまいます。

体だけではなく心も辛いことから身を守ろうとするあまり硬くなり、先ほどのような過剰反応が起きるようになります。
大人になれば強くなると思っていたのに、そうではなかったということに気付かされます。

もし仮に子供の頃より強くなったと感じるのであれば、それは辛い事や恐怖から回避する方法を身に付けたということのように思います。
学生時代のいじめっ子がいつまでも強いかといえばそうでもない場合が多いですが、学生時代の喧嘩の強さは社会には通用しませんからね。

いずれも真の強さとはなんでしょう?

回避する能力でしょうか?

それもひとつだと思いますが、もっと強いものがあります。

それは「受け入れる」ことではないかと思います。

太極拳で得られる力は、筋肉を鍛えた力ではなく、受け入れる力です。

闘おうとするから勝敗が生じます。
もちろん勝ちを取りに行くことは素晴らしいことだと思いますし美しいことだとも思います。
しかしそのことが一生続くでしょうか?
いずれ引退時期が訪れ尻つぼみの人生になってしまってはなんだか悲しいですよね?
過去の栄光にすがるのも人生でしょうが、私なら別の道を選びます。

道場に賞状を飾りましたが、それは過去の栄光や業績に酔いしれるためではありません(笑)
「あの時出来たのだから、今もできる、いやもっと出来る」と思いたいからです。

太極拳で得られる強さは永遠です。
死ぬまで強いのが太極拳です。

闘わない、恐れない、逃げない、追わない、誤魔化さない、背伸びしない・・

川の中の水の一部分のように周りと溶け合いながら、周りに逆らうことなく流れに身を任せ、いずれ大海原へと流れ着き、そしてその後、蒸気となり天に昇る。
そんな感じです。

伝統太極拳で得られる力は、受け入れる力を身に付けることであり、この強さは年齢に依存しないので永遠です。

打たれ強く、打たれても痛みを感じなくなり、怪我をしてもすぐに治ってしまう強靭な体です。
この状態になってくると今までになかった気持ち良さを感じるようになります。
この気持ち良さはなんでしょう?

私の感覚では「空間との融合」です。

この気持ち良さは決して人には見せたくない自分だけの宝物のように感じます。

見せて気持ちい太極拳と見せたくない気持ちいい太極拳。

どちらもおいしいですが、永遠であるのは後者の太極拳です。


2020年4月14日火曜日

今必要なのは情報よりも瞑想 ~コロナの意味~

仕事に疲れたら気晴らしに動画サイトを観る。
酒も煙草もやらない自分にとっての唯一の娯楽はお笑いと音楽関係の動画を観ること。
武術関係の動画は観ない。
あり過ぎる情報は自分が求めている武術の邪魔になるから。

家でテレビのスイッチを入れることはない。
実家を出た16歳の時から今に至るまでずっとテレビを見ていない。
暗い情報が多いし、自分のやりたいことの邪魔になるから。
だから良くも悪くも情報に流されることはない。

しかし動画サイトを観ていると嫌でも入ってくるコロナ情報。
その中からひとつだけ興味ある動画を見つけた。

ロシアで行われている街ごと消毒薬ジェット噴射作戦。

言っては悪いがあまり効果ないと思う。
コロナは街にいるんじゃない。
人の中でしか生きられない小さな寄生虫のようなウイルス。
人から人へと飛び移って感染する。

大都市では非常事態宣言が発令され、自粛する人もいればそうでない人も。
渋谷、新宿、池袋などのビッグタウンでは人が減っていても、吉祥寺等の小さな繁華街は人で溢れている。
とはいえ私が現在住んでいるところに比べれば吉祥寺は大都会。

感染リスクが街の規模に比例していると思っているのだろうか。
政府が3つの密を避けよと言っている意味が解っていないのだろうか・・

そんな中、私の生活は自宅と道場の往復。
毎日、1人か2人の生徒に対し気功と太極拳を指導している。
気功では深い瞑想を行う。

ここで思うこと。

今、必要なのは情報ではない。
瞑想。
いわば何も考えないこと。

それによって得られた答え。

コロナの意味。

コロナ情報漬けになっていては絶対気づけないと思う。
なぜならコロナだけの式で計算しようとするだろうから。

コロナ式だけではなく、もう一つの式がある。
その二つの方程式によって導き出されるコロナの意味。

よく考えてみて欲しい。

人はいずれ死ぬ。
この6年間のデータによると国内では1日に3280人の人がこの世を去っている。
最も多いのが癌、次に心臓病、次に脳疾患。

コロナの死者数ばかり報道されるが、毎年インフルエンザで亡くなる人は3000人もいるという。
1日50人以上の人がインフルエンザで亡くなっている計算になる。

これをコロナに当てはめてみる。
毎日50人以上の人が死んでいると報道されれば怖くないだろうか?

人が恐怖を感じるのは死ではなく未知のこと。
死ぬのが怖いのなら生きていくことなんかできない。

もうひとつ別の角度から考えてみる。
もしコロナウイルスがこの世になかったら安全だっただろうか?

コロナが終息すれば100%安心な暮らしが待っているのだろうか?

そんなことはない。
病気でなくとも毎日交通事故で111人の人が亡くなっている。

これをコロナに当てはめて考えるとやはり恐怖を感じるでしょう。

過去に葬儀の仕事に携わっていたことがあるが、家族が深い悲しみを感じるのは交通事故や殺人等による故人の急死。
病死の場合は親族も覚悟が出来ていただろうけど、昨日まで元気だった人がいきなり他界することはやはり辛い。

もうひとつ別の角度から考える。

もしコロナウイルスがこの世になかったら、世界はどうなっていたでしょう?

ただでさえ人口が増え過ぎて食糧難。
栄養が足りなければ病にかかりやすくなる。
世界で飢餓に苦しむ人は8億人以上にもなり、その数は世界人口の9人に1人。
そしてその飢餓によって1分に17人の命が失われて行く。

日本で飢えに苦しみ毎分17人の人が死んでいくなんてことが考えられるだろうか?

日本は大変豊か。
それだけに高齢化がどんどん進んでいる。

しかし今の高齢化社会をどう乗り切れるだろう?

私の生徒の中でも親の介護を理由に休会される方が非常に多い。
そして介護疲れによって自分も健康を害してしまう。
介護職をされている方も非常に多く、毎日大変だと言う。

コロナによって医療崩壊が危ぶまれているが、
私はその前から介護崩壊しないかとずっと心配してきた。
寝たたきりで自力で生きて行くことができなくなった時、介護なくしてどうやって生きていけるだろうと。

話しを戻すが、
コロナによって亡くなられている方は高齢者がほとんど。
今テレビで報道されているのはコロナ一色で、視聴者はコロナの死者数ばかり数えている。
人は意識したものしか見えなくなる生き物。

日本のコロナ感染者はおよそ16万人中の1人。
その中で亡くなられる方は54人中の1人。(2020/4/14現在)

先ほど話した通り、インフルエンザで亡くなっている人は毎年3000人に対し、コロナで亡くなっている人は現時点で137人。
それでもコロナが一番恐ろしい病気なのだろうか?

一番恐ろしいのはウイルスではない。

自分の健康管理。

なぜなら健康な人はインフルエンザにもコロナにもかからないし、かかっても2週間程で治ってしまう。
ウイルスや菌と闘ってそれに打ち勝てる者が健康状態を保てる。

人間は生まれる前、2憶から3億匹もの精子が女性体内の白血球によって殺され、その中のわずか1匹だけが生き残る。
私達はすでにそんな死闘の中から生き残った英雄。

健康を保つというのは保っているのではなく闘い続けているということ。

最後にもうひとつ、
宇宙規模で考えてみよう。
コロナウイルスがこの世になければ今ほど亡くなる人が増えなかっただろうか?

前述した式にあてはめれば答えが出ると思う。

コロナが存在しても
しなくても、
毎日亡くなる人の数は・・

答えは平面上の式だけではなく時間軸にあるということ。

何もおかしなことは起きていない。
起こるべくして起きており、地球自体がバランスを保とうとしていることが見えてくる。

長々と書いてしまったが、
これはあくまでも私自身の瞑想によって得られたもの。

しかし辻褄が合いませんか?

***

淡々と書いてしまったが、コロナによって犠牲になられた方へは心からお見舞い申し上げると共に、ご冥福をお祈りします。



2019年11月14日木曜日

気の乱れで起こること

最近あまりにもいろんなことがあり、SNSに投稿する気になれなくなったのでしばらく気づいたことを本ブログに書き綴っていこうと思う。

***

長年の筋肉の世界からようやく抜け出せたと思いきや、昨日の前半はそこに引き戻されてしまった。
気の乱れによるもの。
今日解ったことは心が乱れが気を乱し、その乱れで「立つ」感覚が消えてしまう。
なんとか姿勢を安定させようとし、自分の中でタブーである筋肉で支え、久しぶりに不快な套路鍛錬になってしまった。

逆にいえば、体を支えようとするあまり力んでしまっていた長かった時代を思い出す。
師の助言がなければ、もしかしたら今でも力で支えようとしていたかもしれない。
師の真っすぐなお言葉は本当に有難いものだと改めて感じた。

力ではない力で動こうとするとをこれほど気持ちいいことはないし、体がどんどん熱くなる。
中からじわっと汗が噴き出し、体がどんどん軽くなる。
体を支えているという感覚から、まるで茶柱が立ったかの如く沈む感覚と浮揚感覚。

武術班の稽古ではほとんど喋らないが、それでいながら弟子達は自分と同じような感覚を味わっているよう。
言葉ではなく、気で繋がっているという感じなのだろうか?
自分自身も指導スイッチをオフにできるから深い瞑想状態に入れる。

太極拳は套路を覚えてからと思っていたが、この深い瞑想状態に入ってからが始まりのような気がする。
この入口の先になにがあるんだろう?