2013年9月30日月曜日

空気を味方に

昨日今日と中国武術三昧だった。
昨日は朝10時から夜8時半まで。
今日は朝10時から夜8時半まで。
同じか。(笑)

昨日の練習で得たことは・・
攬雀尾の擠(せい)にはかなりの威力があるということ。
形意拳の跟歩(こんぽ)はほとんど意識しなくていいこと。
脇は締め付けず弛めることが大事だということ。

あとは・・自分に動体視力がないということ。(笑)

そういえば、昨夜は老師に通背拳の基本功を褒められてしまった。
しかし、型は首を傾げられてしまった。
まるっきり間違えて覚えていたようだ。(笑)
早めに直しておこう。

今日は今日で、いろいろ収穫があった。

陳式太極拳はひとつの型にも情報量が半端じゃなくあるが、
ようやくそれらが頭の中で徐々に整理されてきた。
先生がとても丁寧に教えてくださるのだが、その時は理解出来ても他にも気をつけなくてはいけないことが多すぎて、なかなか実践できなかったり。
先生に言われたことを思い出し、試行錯誤を繰り返しながら自分で消化していくしかないと思った。

約7ヶ月経ってまだ老架の21式あたりをウロウロしているが、ベストペースだと思うし、21式まででも十分楽しい。

今日の夜は、いつも利用している室内練習場に行って鏡を見ながらいろいろチェックしたいと思ったのだが、ダンスチームに陣取られていて使えなかった。
というより、ヒップホップミュージックの中で気功や太極拳はとても集中できない。。

ということで、外の公園で練習することに。
それが良かった。
夜の空気はさらに心地よく、蚊もいなくなったし、
久しぶりに気功に集中できた。
すると、自分が空気の中に住んでいることを思い出した。

なんというのか・・空気にやさしく包まれているような気分。
この感覚が得られると、動作がとても安定する。
空気(気)が味方になって、自分の体を支えてくれる感じ。

たまに環境を変えて練習することもとても大事だと思った。

2013年9月26日木曜日

胸を含ませ背中を抜く

含胸抜背(がんきょうばっぱい)という言葉がある。
最近あまり気にしていなかったが
どうやら私はこれを再度気にしなくてはならなそうだ。

気功をしている時鏡に映るシルエット見てそう思った。

腰や股関節がどんなに緩んでいても胸や背中が緊張していて意味がない。
きっと動くたびにぎこちない動きになるだろう。

普段の生活では胸や背中を緩めるなんて気にすることなんかない。
だが太極拳(特に楊式太極拳)ではとても重要なことだ。

そもそも胸を含ませ背中抜くってどんな感じだろう?

サークルでも行っている方法だが、1番わかりやすいのが
息を吸いながら胸をグーンと張ってみて、フッと息を吐くと同時に力を抜いてみる。
その形こそが含胸抜背だ。
たぶん胸にも背中にも緊張感がなくリラックスした状態になっているはず。

鬆腰(しょうよう)に関して以前ブログにも書いたが、多分、気が丹田に沈んでいれば
おのずと含胸抜背になってるはず。
逆に言えば丹田に気を沈めるために含胸抜背と鬆腰が必要になってくるのだと思った。

2013年9月24日火曜日

前傾するか否か

F先生はなるべく上体を立てなさいと仰る。
一方、J老師はなるべく尻を突き出し上体を前傾させなさいと仰る。

F先生の教室では前傾を注意され、J老師の教室では前傾しないことを注意される。
私は一体どうすりゃ?(笑)

郷に入ったならば郷に従う。
私はどこの教室に行っても、先生に逆らうことはしない。
先生は正しいことを教えてくださろうとしているわけであり、それに口答えすることは礼儀に反するし、そもそもその先生について習う意味がなくなる。

先日、某教室で指導員をしている武術仲間といろいろ話していたのだが、
ある生徒はこちらの言うことを全く聞こうとせず、今教えようとしていることはいいから先を教えてくれと言うらしい。
これは絶対おかしい。

先生や指導員は今の状態を見て判断し、そのことを教えようとしているわけであり、自分が今どこにいるかも解らない生徒が勝手に判断し決めるのは変だ。

ところでF先生が何故上体を立てるようにと仰るかは、歩形を重視されているからだ。
確かに歩形が出来ていなければどんなに手をきれいに動かしても、全く陳式太極拳にならない。

先日初めて自分の演武をビデオ撮影してみたが、リプレイしてみて愕然とした。
陳式太極拳というより、楊式太極拳に長拳を強引に混ぜ合わせたような感じになっており、糸を紡ぐどころか、ブチブチ切れまくりだ。(笑)
本当はまだ、ビデオを撮りたくなかったが、撮って正解。
自分の未熟さを思い知らされた。

一方、J老師の教える、前傾スタイルもちゃんとした合理的な理由がある。
上体を立てようとすればするほど、安定がとれなくなり、しかも力学的に前方への攻撃力が落ち、更には足が疲れるいうデメリットも生まれる。
長時間戦う上で、足が疲れてしまっては意味がないと言うわけだ。
確かにそうだと思った。(笑)

結果的には、まっすぐも前傾もどちらも出来るようになればいいわけだ。

そして、私がサークルで教える楊式太極拳は基本、上体はまっすぐ状態。
その理由は、気の通りと沈むことを重視した結果だ。
制定拳に近い感じではあるが、それを意識しているのではなく、最終的には突っ立った状態でも勁力を発せられるようになるためのフォーム作りを行っている。

現に以前通っていた教室では棒立ちの先生にかるく指を触れられただけで何度も壁に叩きつけられた。
指先だけで、あんなに吹っ飛ばされるか?!と思うほど。
それは腕力ではなく、間違いなく手(指)から発射された波動だった。(と思う)

筋肉痛が快感に(笑)

また、始まった。
膝の痛みと筋肉痛。

理由はわかってる。
来月のイベントを意識した練習を開始したからだ。

とにかく站椿功と気功を重点的にガンガンやる。

立つことと、練ること。
この二つがしっかりできれば本番いい感じで演武できる。

逆に、立てない、練れない。
これは最悪。(笑)

なので、いくら普段から練習しているといえど、いつもより練習量が増えると筋肉も耐えかねるというものだ。
膝の痛みはグルコサミンやコンドロイチンを摂取し、サーポーターをすることで難なく解消。
(バンテリンコンディショニングサポーターがいい)

筋肉痛には、天然型ビタミンBのサプリとホエイプロテインを多めに摂取し、損傷した筋肉を早期に再生させる。
応急処置としては、ペインリリーフクリーム(アメリカから輸入したもの)を塗る。
これでバッチリ。

何も恐いものはない。
(必要であればお分けしますので私までご連絡ください:笑)

とにかく、膝の痛みと筋肉痛が起こると、また始まったんだなぁ~と思う。

本番では、失敗を恐れてビクビクやるよりも、
「今自分が出せる実力はこれだけだ!文句あるか!」
てな感じで頑張らせていただきます。(笑)

2013年9月23日月曜日

初めての青空太極拳

10年前からの夢だったサークルを4月に立ち上げ、
これまた10年前からの夢だった青空太極拳を9月23日の今日始めて行った。

私が一番最初に通った教室でも、青空太極拳の企画があったのだが、何らかの事情で流れてしまい、それからずっと無念でならず、そのまま月日が経ち今に至るという感じで。

そんなこんなで、昨夜、青空太極拳の夢を見たのだが、意外な顔ぶれが次々と私の元へと現れ、夢の中で喜んでいる自分が。(笑)

しかし、蓋を開けてみれば初回と言うこともあり、人数は私を含め3人。
それでもめちゃめちゃ楽しかったです。

どんなに少なくとも自分が行けばゼロということはないし、誰か一人でもくればそれでもう倍。
もう一人くれば3倍ということになります。

だから3倍楽しかった。(笑)

それに朝早く起きて現地に来られるという方はそれなりに意欲ある方。
同じ温度の人と一緒に行う太極拳は実に気持ちいいです。

晴天にも恵まれ、周りの環境と、二胡の音楽が妙にマッチし、しかも気功を行っている時は、あまりにも心地よいそよ風が。
ずっとでもやっていたい気分でした。

入会当初、少々スタートが出遅れたFさんは最近とても熱心で、なんと今日で十字手までクリア。
一人でも熱心に練習している姿がとても印象的でした。

そんなこんなで1時間半で終えるはずが、2時間に。
帰りはFさんとスイーツとソーダ水を楽しみました。

3連休の最後にふさわしいとても楽しい休日でした。

 

2013年9月19日木曜日

陳式の壁は楊式の壁と同じ?

陳式太極拳を始めて約半年。
先日、先生が、最初の頃に比べたらぜんぜん違うと褒めてくださった。
正直嬉しかった。

陳式太極拳を始めた頃は、まだ本試合が残っていたり、大阪の道場に通っていたりして、
なかなか陳式の練習に本格的に打ち込めなかったが、
最近はそれでも基本功だけは毎日やるようになった。

相変わらず、練習種目が多く、全部こなせない日が続いているが、陳式の基本功だけはほぼ欠かさずやっている。
努力すればきちんと評価してくださる先生だからだ。

別に悪口ではないのだが、以前ついていた先生は、練習してくると怒られ、出来ないことが出来るようになっても評価してくれず、常に粗を探しては注意ばかりされた。
どんなに頑張っても褒めてくれることはなかった。

そもそも「練習をするな」というのはちょっと驚きだった。
要するに自分で練習すると変な癖がつくからという意味だったのだが・・それにしても・・
週に1回だけしか太極拳を出来ないなんて、苦しくて死んでしまいそうだ。(笑)

それはともかく、
陳式の基本功を練っていて感じたこと。
楊式を始めた頃に感じたことと似ているなと。

楊式太極拳を始めたばかりの頃は手の動きばかりに気を取られた。
しかし、どう意識しても先生のように柔らかい動きにはならない。
ある時、イスに座りながら型をやってみた。
その時にわかった。
歩形が出来ていないのだということを。

イスに座れば肩も肘も力が抜け、柔らかい動きができる。
ということは・・
脚力を鍛えれば先生と同じような動きが出来るようにと・・

それから、私は架式をうんと低くして練習するようになった。
その効果は2~3か月で表れた。

そして、陳式太極拳も同じ。
陳式の歩形が出来ていないと、背中はそっくり返り、へっぴり腰、肩や肘にも力が入り、動きもギクシャク。
格好悪いったらありゃしない。(笑)

それから歩形のトレーニングを重視するようになった。
まだまだ出来ていないが、上半身の前傾もだいぶんマシになってきたようだし、背中の反りも以前よりマシになってきたようだ。
なにより、肩や肘の力が抜けて来て手が滑らかに動くようになってきた。

それは腰に上半身が乗っかっているような感覚。
いや、股関節の上に上半身が乗っかっているような感覚だろうか。

といっても、型をやりだすとまだまだ歩形が好き放題暴れるが、歩形の練習がどのような効果を生むかと言うのはハッキリした。

最近楊式でも基本功ばかりしている。
たくさんの型を覚えるのもいいけど、ひとつの型もちゃんとできないのに、型ばかり覚えても仕方ないし、やはり私としては量より質で行きたいと思う。

とにかく最近歩形の練習や基本功が楽しくて仕方ない。

2013年9月17日火曜日

2部制にした理由

当会では9月より1部だけで行っていたのを2部制にした。
もちろんちゃんとした理由がある。
しかし、その理由も時間が経てば忘れることも。
「なんでこうなったんだろう?」と。(笑)

だから、忘れないよう書いておこうと思う。
ブログに書いておけば誰か読んでくれた人が覚えていてくれるかもしれないし。(と甘いことを考えています:笑)

本題に入る前に・・
一昨日、3か月半ぶりぐらいにかつて私が通っていた教室の同士と再会した。
その時に仲間が話していたことだが、それを聞いて私も大きく頷いてしまった。
それは何かというと、私が前の教室を休会した一番の理由。
人一倍練習しているのに、それを認めてもらえず、教室に来た時だけ練習している人と同じペースで進められてしまうということ。

そもそも教室とは練習するところではなく学びにいくところだ。(少なくとも私は)
これが比較的通いやすいところで1レッスン数百円ならば、また違っただろうが、他府県まで遠征し、高い受講費を支払って通おうとするのは、練習したいからではなく毎回新しいことを学びたいからである。

その前の教室を辞めた理由も全く同じ。
私は教える立場になりたくて、毎日何時間も練習しているのに、進み方は教室に来た時だけ練習する人と全く同じ。
自分がどんなに出来ていても出来ていない人がいればその人たちに合わせなくてはならない。
もちろん、同じことを毎回練習することは決して無駄にはならない。
しかし、どう頭を切り替えても意欲は落ちる一方だ。

一昨日、再会した仲間は毎日五行拳だけでも毎朝1時間練習しているという。
そういえばかつての私もそれほど練習していた。
要するに、どう考えても、週に一回しか練習しない人よりは7倍速でスキルアップしているはず。

私は今教える立場として、その辺を見極めるのも自分の役目だと思っている。
努力している人、早く進みたい人をきちんと見てあげ、そしてその人のペースに合った内容で進めている。
それに、私は個別レッスンの時に毎回どこまでやりたいか本人に尋ねている。

人ひとりペースは確実に違うのだ。
だから、その人にとって常にプラスになる内容であって欲しいと思う。
もちろんいくら毎日家で練習していると言っても、その練習内容によってはあまり進めていないこともあるだろう。
そんな場合は訪ねてもらえれば、効率の良い練習方法をアドバイスしたいとも思っている。

私がかつて通っていた教室ではそのようなことは教えてもらえなかった。
同じ教室で同じペースで、ゆっくりペースの人と同じだけ時間を使い高いお金を払わなくてはならなかった。
他府県だから交通費だってばかにならない。
通うための時間にしろ往復3時間弱だ。
私は自営業だから家にいて3時間働けばそれだけの収入が得られる。
それを犠牲にして教室に通っていたわけだ。

***

そろそろ本題に持って行きたいと思う。(笑)

2部制にしたのは他でもない、私自身がそのような経験をしてきたからであり、そしてサークルの会員さんの気持ちもわかるからだ。

皆と一緒にのんびりペースでやりたい人。
特に新しいことを覚えるというより週に一回、とにかく体を動かしたいという人。
人とのコミュニケーションを楽しみたい人。
はたまた本格的な太極拳を身に付けたい人。
どんどん新しい技を覚えたい人。

人によって楽しみ方は様々だ。

その解決方法が2部制という流れになった。

1部ではいわゆる、皆と一緒に準備体操、気功、基本功、太極拳基本14勢(入門太極拳)を毎回繰り返し行う。
これは、とにかく体を動かしたい人、自習が苦手な人、基本を繰り返し練習したい人向けという内容になる。

2部では、各自のペースに沿った個別練習。一人一人指導して回るので、当然自習時間も生まれる。
まずはその会員さんが消化しきれるところまでの新しい技を教える。
そして、それを一人で反復練習し、体に覚え込ませていく。
だから自習時間はゼロではなく確実にスキルアップする時間でもある。
仮にマンツーマンでずっと教えたとしても、その内容をすべて覚えるのはかなり難しいと思う。
私も何度か経験したが、折角先生がいろいろ教えてくださっても100%覚えることはやはり無理だ。

以前は今の1部も2部も一色単に行っていたが、2部の時に自習が出来ず、ぼーっとされている会員さんを何人か見受けた。
気持ちはわかる。(笑)
たったひとつの技でもいざ自分でやろうとすると、まったく思い出せない。
今習ったばかりなのに、頭の中が真っ白・・なんて感じなわけだ。(笑)
私も嫌と言うほど経験してきた。

だから、覚えられなければ何度だって同じところを教えるし、覚えられればどんどん進めて行く。
これこそが、本当の平等だと思う。

因みに1部のみならワンコイン。
1-2部通しでも800円。

少なくとも私が通っていた教室の1/4の受講費。
しかも私の場合は交通費を入れると1回あたり5000円弱は掛かっていた。

5000円掛けて収穫なし。
800円でも努力次第でどんどん新しいことを教える。
この差は、私が長年感じていたストレスを発散させた結果といえる。

私としては、会員さんに楽しんでほしい。
不満をもって欲しくない。
そのために会費や内容に気を配るのは私としては当然のこと。

「来て良かった」
「また来たい」
そう思って欲しい。

そうこうしながらも私は自分自身の修行のために今もなお二人の師に就き新しい武術を習っている。
要するに、武術に携わっていることで私は今もなおお金も時間も消費している。
それは自分自身の功夫を高めたいという気持ちと、
将来的に更に新しい型や武術に進んでいきたいという会員さんの要望に応えていくため。

別にエエ格好したいのではない。
それが私にとって一番幸せを感じることだから。

2013年9月16日月曜日

リアクション

昨日、京都武術太極拳フェスティバルに行ってきました。



プログラムを買ってビックリ。
なんと71組出演。
数えてないが、恐らく1000人以上の人がステージに立ったと思う。
客席も超満員で、一周まわってようやく席を確保できたという状態。

まず、京都の太極拳人口の多さに驚かされました。
それに高齢の方が多いですね。

どうみても70代、80代と思える方がしっかり演武されている。
あとは、衣装に工夫を凝らし、良い意味での学園祭のような感じでほのぼのと楽しめました。

それに、京都の人達はリアクションがいいですね。
ちょっとした見せ場も見逃すことなく盛大な拍手。
私は奈良だが、思わず京都で出たいと思ってしまった。(笑)

反応がいいというのはとてもいいことだと思う。
私自身も反応が良い方だと思ってるが、たまに無反応の方もおられますよね。
恐らく自分を表現するのが苦手なんだと思う。

しかし、太極拳でリアクションはとても大事なこと。
そもそも太極拳はアクションではなくリアクションだと私は考える。

相手が動いて初めてこちらも動く。
逆に相手が動かなければこちらも動かない。
要するに太極拳は喧嘩のための武術ではなく護身術であることがわかる。
私はここに惚れ込んだ。

太極拳に聴勁と化勁という言葉があるが、要するに相手のアクションにいち早く気づき、そしてそれに対してリアクションする。
化勁とは相手の力を無力化、或いはこちらのものにしてしまうこと。(私の知る限り)

***

そういえば、先日、仲間と形意拳の攻防を研究していたら、おもしろいことを発見した。
下がりながら相手に崩拳を打ち込むという技だが、これを喰らうと恐ろしいほどの恐怖感を感じる。

打つ側としてはこちらが追い込んで打ったはずなのに、打たれてしまったという状態だ。
下がりながら打つわけだから威力そのものはない。
しかし、相手に与える恐怖感に関しては前進して打つ方の5倍、いやそれ以上だと感じた。

***

話はどんどん反れて行きます。(笑)

そんなこんなで、先日仲間と公園で練習していたら、通りすがりの方から思わぬオファーが。
来月上旬この公園でイベントを行うので是非出て欲しいと。
無論こちらとしても断る理由はなかった。

しかも話は進んで、二胡とのコラボということに。
二胡とのコラボは昔からの夢だったので、願ったり叶ったりだ。

二胡の美しい音色に聞き入りながら、音の世界に入って思う存分空気の中で泳いでみたいと思う。
単なる空気も音が入ると空気に波が起きるわけだから、その波に乗るような感じだろうか。

***

それにしても、今日は何も書くことがないと思って書き出したが、思いのほか長文になってしまった。
長文ついでに一言お詫びを。

京都のフェスティバルには何人かの連れと観覧したのだが、そのうちの一人が何度がブーイングめいた発言を。。
本人悪気はなかったのだろうが、「武術フェスティバル」というタイトルだったから、本物の武術を期待していたのだと思う。

いずれも周りの人達に不快な思いをさせたくないと思い注意しようとも思ったが、立場上どうしても言えなかった。(私より年配であり先輩だから)
だから本人に代わってお詫びさせてください。
申し訳なかったです。

実は私も始めて「武術太極拳」という名称を聞いたとき、戦術としての太極拳をイメージしていたことは確か。
だが、今は「武術」という言葉も人それぞれ捉え方だと思うようになった。

それに、私自身、太極拳をどう楽しむかは皆の自由だと思うし、それをとやかく言うのもおかしいと思う。
平和な時代においての太極拳を芸術的な面で楽しむも、健康のために行うも、護身のために行うも、全部アリだと思う。
というより、これほどいろんな面で楽しめる太極拳が凄いと思う。

だから、私自身サークルでは、健康、芸術、武術として行って行きたいと思っている。

2013年9月13日金曜日

ワカメになってクラゲになる

ワカメには自立して立つための筋肉も骨もありません。
だけど、立ってます。(笑)

海の底で流れにまかせゆらゆら泳いでいるという感じでしょうか。
支えるものは根っこだけです。

私にとって、気功や太極拳のイメージは、ワカメでありクラゲです。(或いはマンタ)

気功の時は、足指で地を掴みますが、使う筋肉はそこだけです。
あとは、空気の中ですぅ~っと立ちます。
海の中ですぅ~っと立ってるワカメと同じです。

ワカメは地から土の中の栄養を吸い上げ、そして葉の部分で光を受け止め、それもまた栄養?としています。

気功も同じ。
足から気のパワーを吸い上げます。
そして上からは光を受け止めそれを体内に取り込みます。(サークルではまだこの説明はしていません)

そして、太極拳はクラゲのように動いていきます。
水に逆らってないです。
体の周りにある水を生かして好きな方向に進んでいきます。

太極拳は空気の中で泳ぎます。
それはとても気持ちがいいです。

だが、その前に形を覚えなくてはいけません。

太極拳を始めた頃の私は型を覚えるのが楽しかったですが、
今は型を覚え終った後の方が楽しいです。

予備勢の時点で、「今日はどんなふうに泳ごうかな?」と考えてから始めています。(笑)

2013年9月8日日曜日

型ギライ、立禅ズキに?

最近、型をするのが嫌いになってきた。
自主練をしている時も、ついつい一番後回しにしてしまう。
以前は立禅や基本功より、型を行うのが大好きだった。

なぜだろう?と考えてみた。
そして答えが出た。

型のクオリティ(功夫)をもっともっとあげようとしているからだ。

やれどもやれどもしっくりこない太極拳。
型ばかり通していても、しっくりこないところは何年やってもしっくりこない。

具体的にいえば単鞭(たんべん)
これは10年経った今でもぜんぜん納得できない。
腹立つから自分で自分をしばきたくなる。(笑)

あとは楼膝拗歩(ろうしつようほ)もそう。

演武に風格のある先生は、起勢からしてぜんぜん違う。
手をすぅ~っと上げた瞬間、うわぁ~~っと丹田が動き出すのが見えるし
同時に、ぶわぁ~~~っと波動が広がる。(笑)

多分、私はここに行きたいんだと思う。

私は基本的に本能や直感に従うところがあるので
やりたくないことを無理やりはしない。

それより基本功をしているのがとても楽しい。
ずっとでもやっていたくなる。
舟にのって波に揺られているようだ。
もしかしたらその様や効能はパワーヨガと似ているのかもしれない。

そして立禅。
これをしっかりやると型を行った時の安定感がまるで違う。
逆にこれを端折ると10年経った今でもフラつく。

だから立禅を飛ばして型を行うことができない体になってしまった。(笑)

陳式太極拳にしても、なかなか歩形が決まらない理由がわかってきた。
陳式の足が出来てないからだ。
土台がしっかりしていないから、尻が突き出て背中が反り返ってしまう。
要するに尻でバランスを取ろうとしてしまっているのだと思った。

尻はやじろべえのおもりではない。(笑)

土台をしっかりつくろう。

そうするとおのずと、体が立禅や基本功を求めだす。
ひとまず従ってみよう。

2013年9月7日土曜日

形意連環拳

気が早いと言われるかもしれないけど・・

土壇場になってガツガツ練習すると体のアチコチが痛くなるので、
まだ1年もあるが来年の伝統武術大会向けに今日から形意連環拳の練習を始めた。

今日はひとまず型の1/3ぐらいを覚えたが・・
そこで思ったこと。

「やっぱりまだまだ三体式と五行拳を練習したい!」
ということ。(笑)

鏡を見ながら型をやってると、それとなく見えるのだが、(と自分で言ってしまっているが・・)
まだまだ定式が甘い!!

丹田から動かないといけないのに、ケツが後から付いて行ってる。
みっともないったらありゃしない。(笑)

形意拳の風格はやっぱり定式の時に三体式がバシッと決まってるかどうかだと思う。(私はね)

どんなに型がきれいに流れていても、定式での三体式が崩れると高級フランス料理が並んでいるテーブルをそのままひっくり返したかのような感じになる。

早い話が“台無し”ということ。(笑)

しかし、こうして型を覚えようとすることはとても良いことだということが解った。
多分、私はこれからもっと真面目に三体式と五行拳を練習することになると思う。

来月のイベント出場、そして11月の伝統大会、来年の2月の県大会、そして8月の伝統大会
どれも全力で行きたい。

というより、大会である程度実績を作ったら早めに引退し、
そして本当にやりたいことをやりたい。

私の夢は太極拳で気化することだから。(笑)

2013年9月6日金曜日

追伸:サークルの楽しみ方

そういえば、一番言いたかったことを言い忘れていた。(笑)

そう、当会はいわゆるサークルなのだから、
輪になっているのが本来の姿。

要するに傘の骨のような関係になりたくないのだ。
先生と生徒だけの繋がり、
横のつながり一切なし、
のような。

現時点でも何か新しいことを始めようとする時は何人かの会員さんに相談しているし、
逆に会員さんからの意見も取り入れている。
いいものはどんどん取り入れていくというのが本来のサークルの姿だと思う。

包拳にしても、以前はやっていなかった。
が、ある会員さんが中国武術の礼の仕方を教えて欲しいとのことだったのですぐさま取り入れた。

個別レッスンではもっとたくさん学びたいという意見もあった。
そのことで、2部制を導入した。

気功でなかなか気を感じることが出来ないという声もあった。
そこで始めたのがアロマキャンドルナイト。

いわば当サークルは刻一刻と変化し、そして進化している。

だが、もし取り入れた方法がマイナス効果を生むようであれば、すぐさま再検討したい。

もっと早く先に進みたいとの意見もあった。
だからマンツーマンレッスンも一応受け付けるようにした。
まあ、私には仕事があるので、その合間ということになるが。

サークルは会員全員でつくりあげていくものだと思う。
私は単にそのまとめ役でありお手伝いをする立場。
いわゆる会員さんにとって太極拳を楽しく効率よく学べる環境をつくっていくという役割。

お山の大将ではなく、私は下から持ち上げる役。
一番疲れる役目だ。(笑)

サークル日は毎回ビデオで練習風景を撮影し、自分自身の指導に問題がないか毎回明け方までビデオチェックしている。
ビデオ撮影しているのは会員さんの粗探しをしているのではない。(笑)
自分自身の指導力を高めたいからだ。

だから、これを読んでくださっている会員さんは、以前と指導法が変わってきていると感じているはず。

明日は、青空太極拳をするための公園をいくつか下見に行く。
そしてより良い指導ができるよう毎日自主練を欠かさず行う。
ひとりで練習する時も、小声でレクチャーしながら行っている。

以前の私のレクチャーはかみかみだったからね。(笑)

恐らく私は本気で世界一楽しいサークルにしようとしているんだと思う。(多分ね:笑)

サークルの楽しみ方

私は自分の最も好きな楊式太極拳を仲間と共有したくて今年の4月にサークルを立ち上げた。
そのサークルには私なりに様々な想いがある。

今までいくつかの教室で学んで良かったこと、逆にやりたくても出来なかったこと。
これらの想いを全部サークルで叶えたいと思った。

まず一番に、元気のいいサークルにしたいと思った。
シーンとした空気では気分が萎縮してしまう。
気分が委縮すると筋肉も委縮する。
すると体が固くなり気の巡りも悪くなる。
だから、楽しい雰囲気になるよう出来る限り努めている。

だからといって、会員さんに「元気を出せ!」というのはおかしい。
元気というのは強制するものではなく与えるものだ。
だから、私が一番元気でなくてはならないし、元気を与える立場でなくてはならない。
そのために目標を立て練習に励んだり、不摂生を避けたり、栄養にもかなり気を使っている。

だが、気分的にどうしても元気の出ない時だってある。
そういう時は極力親身になって話を聞いてあげようと思っている。

それに、私は会員同士、生徒同士のコミュニケーションを推奨している。
個人レッスン時間での私語も大歓迎。(笑)
かといって世間話は控えて欲しい。(笑)

いわゆる、お互いに太極拳の上達に役立つようなコミュニケーションをばんばんやって欲しいと思っている。
道場によっては私語禁止、生徒間で教え合うことを禁止するというところも少なくないようだが、
私は大歓迎だ。

そもそも教えようとすることはリーダーになるための第一歩だ。
仮に気付かず間違ったことを教えてしまっても、後で気づけばOKだと思っている。
一番いけないのは間違っていると解っていながら、強引に押し付けてしまうパターンだ。
これは良くない。
私はもちろん、会員の皆さんも素直な気持ちで、人と接して欲しいと思う。

失敗したら、失敗した。
間違ったら、間違った。
そう言えばいい。
誤魔化すのが一番よくない。

ただ、楽しいだけではいけないと思う。
言うべきことはきちんと言わなくてはいけないと思うし、
礼儀作法やマナーなどで間違ったことをしていれば私は出来る限りその場で指摘するようにしている。

例えば遊園地で乗り物に乗る時も順番を抜かさないできちんと最後列に並ぶ。
こういうマナーをきちんと守ってこそ全員が楽しめるのだと思う。

楽しくやることはとても大事。
楽しくやれば丹田も動く。
丹田が動けば自ずと丹田から動く本来の太極拳になる。

だからは初めと最後の挨拶はとても大事。
「こんにちは!」とか「宜しくお願いします!」と大きな声で言えば、自分自身に気持ちが入る。
蚊の鳴くような声で挨拶して、「よっしゃ!」という気分になるだろうか?

挨拶は相手に対してするだけのものではなく、自分自身へ気を封入するための行いだ。
そして、最後も元気よく。「ありがとうございました!」
大きな声で言えば、「いい練習だった」「また来週も頑張ろう」というふうになるはず。
これも蚊の鳴くような声で言えば、「ああ、疲れた・・」で終わってしまうのではなかろうか?(笑)

ちょっとしたことなんだが、挨拶の威力は絶大だ。
そもそも言葉には魔力があるのだ。(成功哲学では有名なこと)

とにかく楽しむ。
どんどん楽しむ。
楽しくやれば上達だって早いし、何よりどんどん健康になる。

私は武術のレパートリーも少ないし、
難しい組手も出来ない、
はたまた世界チャンピオンのような華麗な演武もできない。

だけど、楽しむことに関しては誰にも負けないし、このサークルを世界一楽しいサークルにしたいと思っている。
是非ご協力願いたいです。

2013年9月5日木曜日

通背拳は太極拳の源流?

相変わらず通背拳の練習に四苦八苦しているが、
どうしても老師のようなスピードが出ない。

そこでわかったこと。
スピードを出そうとしているからではないかと。

スピードを出そうとするとどうしても力んでしまう。
その結果、折角勢いよく手を振りだそうとしてもブレーキがかかってしまうことになる。
いわゆる、手は完全に鞭になったと思ってゆるんで出さないといけないということになる。

が、言うはやすし。
イザやろうとするとどうしても力んでしまう。
まあ、焦らないで取り組んで行こう。

ところで、今日Amazonに注文した本が届いた。
「中国武術大全」という本で、ありとあらゆる中国武術が紹介されている。
中国武術百科事典のような感じだ。

そこで目についたのが今回のタイトル。
通背拳は太極拳の源流かもしれないという説。

以前、見学させて頂いた京都の教室で、ある生徒さんがやっていた武術がやたら気に入ってしまい、老師に尋ねたところ「通背拳」とのこと。
私はやるしかないと思った。(笑)

たまたまなんだろうが、その生徒さんはゆっくり練習していたのでしょう。
なんとなくそれが太極拳のように見え、でも今までにみたことのない動きだったので興味が沸いたのだが、これほどスピードが要求される武術とは夢にも思わなかった。(汗)

ところで、どうして通背拳が太極拳の源流なのでは?という説が浮上したのかというと、
通背拳と陳式太極拳との定式がかなり似ているからだそうだ。

実際は、通背拳側も陳式太極拳側もお互いがウチが先だと主張されているようだが、似ていることには違いない。

となれば、今学んでいる陳式太極拳と通背拳を同時進行させることはおもしろいかもしれない。

外家拳と内家拳を同時にすることはお互いに足を引っ張るのでは?と思っていたが、
それはやり方次第だという意見もあるし、私もそう思う。

若い選手が物凄いスピードでやっていることを、まるまる真似ようとする必要はない。
50代には50代なりのやり方があると思うし、通背拳を内家拳として捉えてやるのもおもしろいかもしれない。

***

なんか、私の中だけで盛り上がっているようで申し訳ないです。。
でも、ブログですから。(笑)

2013年9月4日水曜日

形意拳と試合用套路

今日は4時間程自主練を行った。
最近やることが多すぎて、メニューをこなすのが大変だ。

結局、形意拳も通背拳も太極拳のようにやることにした。
特に形意拳を太極拳のようにやるのは私的にかなりいい感じだ。
じっくり練れば練るほど、跟歩(こんぽ)でやった時に迫力が増す。
逆に最初っから跟歩でやっていると、早々に疲れてしまい、短時間でフォームが崩れてしまう。

それに跟歩そのものを最近見直している。
孫式太極拳のように、そっと付いてくるだけの感じで行っている。
こうすることで推進力だけに専念できるし、より遠くへ突き進むことが出来るということが最近わかった。

ところで、次の県大会までまだ5か月以上あるが、
今日、楊式太極拳の試合用套路をつくってみた。
伝統拳の場合は4分以内という制約があるので、85式を4分以内に収めようとすると、やりたい技をどんどん切り捨てて行かなくてはならない。
欲張って、いろいろ詰め込むと、今度は早回しで行わないといけないので、楊式ならではの絹の糸を紡ぐようなゆったりとした動きができなくなってしまう。

自分としてはやはり、ねっとり、じわ~~~っとした動きをやりたい。
そうなると、結局、出来る技はとても少なくなってしまう。

どうせ、足はぜんぜん上がらないし、下勢にしても足がベターっとつくほどは下げられない。
なので、私の場合、丁寧さと柔らかさで勝負するしかないのだ。

同時に来年の伝統拳大会用の形意拳も準備を始めて行きたいと思う。
通背拳で出ようと思っていたが、やはり若い選手にはどう頑張っても敵わないと。
やはり内家拳で勝負するしかないと思った。

形意拳では剛と柔、そして緩急をつけた動きを、それこそ楊式太極拳のように絹の糸を紡ぐように。
そんな演武が出来たらと思う。

準備は早いにこしたことはない。
やはり大会には余裕をもって挑みたいから。

2013年9月3日火曜日

鬆腰と気沈丹田

最近気づいたこと。

鬆腰と気沈丹田はイコールだということ。
鬆腰(しょうよう)は腰をゆるめることになるが、
気沈丹田(きちんたんでん)は気を丹田に沈めること。

で、なにがイコールかというと、
気を丹田に沈めれば、腰が自動的にゆるむということ。
逆に言えば腰がゆるんでなければ気を沈めることはできない。

確かに腹が据わっている状態の時って、背中は沿っていない。

いずれも、いくら腰をゆるめて背中がまっすぐになっても、
気が落ちてなければ意味がない。
というより安定した型は行えないと思う。

これからは姿勢を気にするのではなく、気が落ちているかどうかを気にして套路を練ってみようと思った。

2013年9月1日日曜日

短縮できない気功タイム

サークルで、これまで何度も試みたのだが、どうしても気功の時間を短縮できない。
なぜ短縮したいかというと、太極拳の歩形や基本功をじっくり練習したいからだ。
だから、時間を短くしようと努力している。

前回も、かなり駆け足で気功の時間を終わらせたつもりなのに、時計を見ると準備運動から始まって50分経過している。
30分以内にしようと思っているのに、むしろ長くなっているではないか?(笑)

私の場合、コンディションがいいと気功のポーズで立った瞬間から気が巡りだすが、気功初心者の場合なかなかそうはいかないと思う。

それに、1つのポーズに最低でも2分はかけたい。
10通りのポーズがあるからそれだけでも20分かかることになる。
その前に柔軟をやって、抜筋骨をやって、それから立禅気功に入る。
その後、太極気功を行い、操手を行い・・ 
やはり40~50分は掛かってしまうのだろうか?

ましてもや、最近ではアロマキャンドルナイトと称する形で気功を行っているから尚のことたっぷりやりたくなる。

ところで、
これまでサークルでは、太極拳を目的として入会される方ばかりだったが、
先日、始めて気功を目的とする体験希望の方が来られた。

私としては気功も太極拳も同じぐらい好きだから、気功を目的として入会されることはとても喜ばしいことだ。

それに、当会では気功と太極拳を切り離して行っていない。
太極拳はあくまでも気功の延長線上にあり、中国武術に気功の要素を取り入れたのが太極拳だと思っている。(少なくとも私は)

だから太極拳は起勢から始まるのではなく予備勢から始まることになる。
予備勢は気功のポーズそのものだ。

いずれも気功で健康と美を手に入れ、太極拳によって武術も身に付ければ言うことないと思う。

逆を言えば、武術は健康と美の上に成り立つものだともいえる。