2013年9月19日木曜日

陳式の壁は楊式の壁と同じ?

陳式太極拳を始めて約半年。
先日、先生が、最初の頃に比べたらぜんぜん違うと褒めてくださった。
正直嬉しかった。

陳式太極拳を始めた頃は、まだ本試合が残っていたり、大阪の道場に通っていたりして、
なかなか陳式の練習に本格的に打ち込めなかったが、
最近はそれでも基本功だけは毎日やるようになった。

相変わらず、練習種目が多く、全部こなせない日が続いているが、陳式の基本功だけはほぼ欠かさずやっている。
努力すればきちんと評価してくださる先生だからだ。

別に悪口ではないのだが、以前ついていた先生は、練習してくると怒られ、出来ないことが出来るようになっても評価してくれず、常に粗を探しては注意ばかりされた。
どんなに頑張っても褒めてくれることはなかった。

そもそも「練習をするな」というのはちょっと驚きだった。
要するに自分で練習すると変な癖がつくからという意味だったのだが・・それにしても・・
週に1回だけしか太極拳を出来ないなんて、苦しくて死んでしまいそうだ。(笑)

それはともかく、
陳式の基本功を練っていて感じたこと。
楊式を始めた頃に感じたことと似ているなと。

楊式太極拳を始めたばかりの頃は手の動きばかりに気を取られた。
しかし、どう意識しても先生のように柔らかい動きにはならない。
ある時、イスに座りながら型をやってみた。
その時にわかった。
歩形が出来ていないのだということを。

イスに座れば肩も肘も力が抜け、柔らかい動きができる。
ということは・・
脚力を鍛えれば先生と同じような動きが出来るようにと・・

それから、私は架式をうんと低くして練習するようになった。
その効果は2~3か月で表れた。

そして、陳式太極拳も同じ。
陳式の歩形が出来ていないと、背中はそっくり返り、へっぴり腰、肩や肘にも力が入り、動きもギクシャク。
格好悪いったらありゃしない。(笑)

それから歩形のトレーニングを重視するようになった。
まだまだ出来ていないが、上半身の前傾もだいぶんマシになってきたようだし、背中の反りも以前よりマシになってきたようだ。
なにより、肩や肘の力が抜けて来て手が滑らかに動くようになってきた。

それは腰に上半身が乗っかっているような感覚。
いや、股関節の上に上半身が乗っかっているような感覚だろうか。

といっても、型をやりだすとまだまだ歩形が好き放題暴れるが、歩形の練習がどのような効果を生むかと言うのはハッキリした。

最近楊式でも基本功ばかりしている。
たくさんの型を覚えるのもいいけど、ひとつの型もちゃんとできないのに、型ばかり覚えても仕方ないし、やはり私としては量より質で行きたいと思う。

とにかく最近歩形の練習や基本功が楽しくて仕方ない。