2024年9月13日金曜日

若さ自慢

本日も朝から深夜までフル稼働でした。

花吉野での講座は今日は小人数でしたが、一人一人丁寧に姿勢を直すことが出来ました。

長年気功を実践するとどうなるかというお話と、
それによって丹田がどうなるかというのを手で触って感じてもらいました。

いつも言われることですが
「先生のお腹はゴムまりみたい」

突いても殴ってもゴムのように跳ね返され、逆に打った方が手を痛めることすらあります。
いつのまにかこのような腹になりました。

話は変わりますが、
当会で現在稽古に参加されている方で最年長は76歳のHさんです。
毎週他府県から往復4時間掛けて稽古に来られますが、そのことを全く苦にすることもなく、理由にすることもなく、しかもとても意欲的に稽古されています。

私が太極拳を皆さんに伝えたいのは、死ぬまで人生を楽しんで欲しいからです。

歩けなくなったらどうなりますか?
行きたいところにも行けなくなります。

寝たきりになったらどうですか?
好きなことは何も出来なくなります。

老化は足から来ると言われますが、その足腰がビックリするほど鍛えられるのが太極拳です。
しかも高齢からでも始められるのが高齢者の太極拳愛好家が多い理由です。
太極拳をされている方は年齢問わずとても元気です。

私は自分の年齢を言うと皆から若いと驚かれます。
これが私が太極拳をやる理由です。

前回もお話しましたが、
太極拳を始める前は5分と歩けなかったのに、
今では延々と歩けるし、階段を掛け上がり、
走っている学生たちを追い抜くことも出来ます。

信じられますか?

特別なトレーニングは一切やってません。
太極拳しかやっていません。
で、この体とこの若さです。

こんな風に太極拳をやっていることによって若さを自慢できる人になって欲しいというのが私の願いです。

Hさんは最年長でありながら歳を理由にされたこともなければ、
若い人に負けないぐらい稽古の時に懸命に吸収しようとされます。
疲れた顔を見せたり、
落ち込んだりしているのを見たことがありません。
いつもキラキラされています。

因みに私の両親は80代後半になりますが、歳を理由にしたことは一度もありません。
父に関しては、ちょっとでも気を使おうとすると「年寄扱いするな!」と怒られる程です。
しかも私より歩くのが速い!

母に対しても歩けない時、手を貸そうとしても頼ろうとしません。
もう頼ってもいいのにと思うのですが、まだまだ気持ちは若いようです。

両親は兎も角、
歳を理由にせず努力されている人生の先輩を見ると心底カッコいいと思うし、
本気で見習いたいと思います。

「歳だから」
ではなく
「歳だけど」
と言えるようになりたいです。

そうなれるのが太極拳です。

私がその生き証人となります。
是非ご一緒に太極拳で人生を謳歌しましょう。