2021年7月13日火曜日

食欲が凄い

太極拳をはじめて変わったことは山ほどありますが、
その中でもこの季節特に変わったのは夏バテしなくなったことでしょうか?

毎年この季節になると食欲が全く起きなくなり、何も口に入れたくなくなるほどでした。

それでは流石に死んでしまうので仕方なくそうめんを茹でて食べていましたが、これまた栄養不足で夏バテ増大。
体がだるくてだるくて仕方なく何の意欲も起きなくなっていました。

しかし今ではどうしょう?

食欲が凄いです。
食べても食べても食べられるし、食べないでいることも出来ます。
食欲をコントロール出来るので、食べすぎを控えることも出来るし、栄養が必要なら食べることも出来ます。

これを出来る人はなかなか少ないのではないでしょうか?

お陰で全く夏バテしないし意欲も落ちることがありません。
この季節熱中症になる方が多いですが、それもありません。

特に女性は汗を嫌いますが、一日一回、汗をかく時間を作った方が良いです。
汗をかくと言っても猛暑日に外を出歩くということではなく、
適度な運動をして汗をかくということです。

太極拳は息切れしたり疲れたりすることもないのに程よく汗をかきますが、
体の毒素を排出することが出来るので、邪気払いだけではなく体をとことんキレイにすることが出来ます。

太極拳によって変わったことは無数にあります。

「お腹周りがスッキリした」
「肩こりがなくなった」
「慢性的な頭痛がなくなった」
「腰痛が消えた」
「風邪をひかなくなった」
「肌のハリがよくなった」
「怪我の治りが早くなった」

あげ出したらキリがないほどです。

体調不良で休む方もいますが、その場合は無理をせず栄養を摂って休むのが一番です。
しかしそうならないための日頃の太極拳が大事なのです。

ラジオ体操もいいですが、その代わりに一日5分甩手(すわいしょう)だけでもしてみてください。
確実に今までの自分とは違う自分になります。

ということで、
夏バテ、熱中症を防いで楽しい夏を過ごしましょう。

#夏バテ #熱中症 #太極拳 #気功 #甩手 #スワイショウ

2021年6月29日火曜日

太極拳と形意拳のふしぎ

週明けは午前クラスと午後からは3つの個人レッスンでした。

来月から月曜午前クラスを隔週から毎週にしますが、午前クラスは清々しくて気持ちがいいです。

7年半前この会を始めた時は会員全員が楊式太極拳をしていましたが、今では武器や形意拳など同じ空間で様々な稽古をしています。
ようやく当会も内家拳の武術道場らしくなってきたなぁと感じる瞬間です。

午後からは楊式剣の指導をしましたが、
「なぜ刃を立てるのか?」
「なぜ刃を寝かせるのか?」
そのようなことをレクチャーしながら稽古しました。

「あんなペラペラの剣でなにが出来る?」と嘲笑う者もいましたが、そうやって油断させることも戦法の一つなのでしょう。

自分が信じるものに固執するあまり、他のものを柔軟に見ることが出来ないことがありますが、どの流派も強い者が強いと私は思っています。

また、人は知らないことに対し恐怖感を感じるので、知っていることの枠に入れて考えようとしますがそれも危険です。
知らないものを知らないと素直に受け入れることが大事であるということはこれまでの人生で何度も経験してきました。
「知らないことを格好悪い」という定義は自分が勝手につくり出しているものであり、それによって確実に成長を止めてしまいます。

夜は形意拳を中心に稽古しました。

いつも言うことですが中国武術に於いて座ることは大事です。
私が武術をはじめて一番最初に驚いたのはそこでした。

今までに見たこともない不思議な歩法、
そして、立っているのに座るような姿勢。

その美しさにも魅了されましたが、それと同時にどんな意味があるのかという好奇心を掻き立てられたものです。

そんな中、龍形拳の蹴りの威力を知りたいという好奇心が湧いたので、
ミット打ちでそれを検証してみました。
かつて空手を少しやっていたので、前蹴りと龍形の蹴り技の威力を比べてみました。

こういう実験は実におもしろいです。
どちらも威力があるのですが明らかに威力の質が違います。

戦車で例えるなら前蹴りは大砲で打ち砕く感じで、龍形は車体そのもので体当たりする感じでしょうか。
華麗に見える前蹴りに対し、一見野暮ったく見える龍形の蹴りは見た目以上のパワーでした。

最後のレッスンは扇通背(せんつうはい)を中心に稽古しました。
これに関しては手の動きと形がなかなか難しいです。
しかし太極拳戦闘理論に基づいた用法が解ればその動きの意味を知ることが出来ます。

形を丸暗記するのもいいですが、
形の意味を知れば太極拳はもっと楽しくなるし、もっと修得が早くなります。

これからも私自身が「太極拳がすごく楽しい」と思えることを伝えていきたいです。





2021年6月12日土曜日

太極拳は義務ではない

当会では頭ごなしに指導することはありません。

この場合の頭ごなしとは、
学び手がそれをやる理由が解らないのに強制するような指導をすることですが、
いわゆる義務教育のようなイメージでしょうか。

例えば、「手本を見せるからこの通りにやりなさい」

これはこれで良いと思います。

しかし、それをやる意味が解らなければ人はそれに対し本腰を入れてやろうとは思わないものです。

それでもやらせるために

「テキストに書いてあるから」
「試験で合格するため」
「試合で良い点をとるため」

もしかしたら、このような回答もあるかもしれませんが、
これでは答えになっていません。

それでは子供に「何のために勉強するの?」と聞かれた時に、
「良い大学に入るため」
それに対し「なんで良い大学に入らないといけないの?」と聞かれ
「いい会社に入るため」と答える。

答えになっていない。

私なら「自分のやりたいことをみつけろ」
そして「自分のやりたいことをやれ」と言うでしょうし、
私自身そうやって育てられました。

太極拳で得られることは、歳をとるほど強くなることです。
常識的に考えれば歳をとることは衰えることです。
しかしその逆となれば、人生もっと楽しくなると思いませんか?

だからといって強制はしません。

そのようになりたい方に対し出来る限りの指導をし、それに必要な練習もそれがどのような意味があるのか説明し納得してもらいながら稽古をすすめています。

「なるほど」と思える指導を心掛けていますが、
これこそが一番モチベーションになることではないでしょうか?

義務的な太極拳ではなく生きた太極拳を身に付けて欲しい。

それが当会の願いであり拘りです。



2021年5月9日日曜日

語彙力と技彙力

現在当会で行っているのはプライベートオンラインレッスン。
リモートだけに動作をきちんと見て正しい姿勢と動作を身に付けて欲しいからです。

いつもオンラインレッスンしながら感じることは、リアルレッスンよりとても頭を使うということです。
当り前のことなのですが、手を使って修正することが出来ないからです。

その分、何度も向きを変えながら手本をみせ、理解しやすい言葉を選びながら指導するわけですが、これが私にとっても大変勉強になるわけです。

最近のネット用語なのでしょうか?
語彙力(ごいりょく)が鍛えられます。

私のレッスンを受けた方からよく言われることは「表現がとてもわかりやすい」ということです。
実はこのことに関しては私自身力を入れている部分なので、そう言われることが一番嬉しかったりします。

因みに私の語彙力の鍛え方はアメリカ映画やお笑いから学ぶことが多いです。
アメリカ人の言葉の使い方はとてもユニークで粋です。
お笑いに関しては語彙力が圧倒的に多いのでとても勉強になります。

今日のオンラインレッスンでは、
打ち方ひとつとっても多くのモードを持った方が良いという話をしましたが、
技が単調にならないよう、即時にモード切替が出来るかどうかというのは心次第という話をしました。

頭ではなく心です。

太極拳は技も多種多様ですが、打ち方も多種多用です。

ワンパターンの打ち方ではすぐに相手に動きを読まれてしまい、それが全く通用しなくなってしまいます。
そうなった時にいくつかの隠し技がさっと出るかどうかは、語彙力ならぬ技彙力という感じでしょうか?
技のボキャブラリーも増やしましょう。

実際にあるのです。
相手によっては自分の得意技が全く通用しない場面が。

崩拳だけで何人もの相手を倒すことが出来ればカッコイイのでしょうが、
実際はなかなかそうもいかないと思います。
崩拳の名手も決め技が崩拳であっただけで、他の技を一切使っていないとは考えにくいです。

頭も心も柔らかく。
太極拳を練る時は一式一式をよく吟味して練る。
そして、技彙力を増やしましょう。



2021年5月6日木曜日

動画サイトでの太極拳独習は絶対に止めましょう!

動画サイトで太極拳を独習するのは絶対に止めましょう!

悪いことはあっても良いことは一つもありません。

太極拳を舐めてはいけません。
「ゆっくりだし、カンタンそう」
最初は誰もがそう思うでしょう。

しかし教室で先生に正しく指導受けている生徒さんは皆感じると思います。
「太極拳って結構難しい」

太極十年不出門という言葉がありますが、太極拳をそこそこモノにするには10年掛かると言うことです。

最近の動画サイトのサムネを見ているとこんな謳い文句が目につきます。

「完全マスター」
「1時間でできる」
「10日間で覚えられる」
「簡単に覚えられる」

本当にそう思いますか?

例えば、ギター。
1週間で弾けるようになる!
実際、1週間でスラスラ弾けるようになった人を一度も見たことがありません。

2週間で〇〇kg痩せる!
本当でしょうか?
死んだ人もいましたよね?

誇大広告で何度も騙されているのに、それでも騙されてしまう。

なぜなら人は甘い言葉に弱いからです。

動画サイトを観て独習して正しく動けている人を一度も見たことがありません。
自分の都合の良いところばかりを真似、それがいずれ大きな怪我の元になることなど考えもしません。

車に乗って猛スピードを出せば事故って死ぬ確率が高くなることは誰でもわかります。
しかし太極拳に限っては危険であることなど考えもしません。

動画を観て出来たつもりになっても、全然出来てないことがほとんどで、それで膝や腰を痛める人が後を絶ちません。
今後まともに歩けなくなる体になってもいいのでしょうか?

太極拳は武術です。
武術は体を鍛えるものです。
体を鍛えるはずが体を壊してしまうなんておかしくないでしょうか?

動画サイトで独習するのを止めましょう。
自分の大切な体のことを思えば、正しい指導が出来る先生について基礎からしっかり学ばれることをおすすめします。

私が動画サイトに太極拳独習動画を出さない理由です。


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2021年4月29日木曜日

道場を出した理由

昨夜、稽古前に弟子達の前で話したことです。
「なぜ道場を出したのか?」ということです。

去年の3月道場を開設した時、仲間達はとても喜んでくれ心から祝ってもくれました。
とても嬉しかったし、今でもその気持ちを大切にしています。

とは言え、誰もが道場を出すことを歓迎してくれたわけではありません。

強い向かい風も吹きました。
道場を出すことに限ったことではありませんが、新しいことをはじめると必ず起きることです。

その向かい風は1度ではありませんでした。
その後すぐに緊急事態宣言が発令されたことによる打撃が2度目。
そして和歌山道場を出したとたんに発令された3度目の緊急事態宣言による打撃。

「これでもか!これでもか!」
と、まるで叩きのめされているようで、今にも崩壊しそうな心をギリギリの精神で保ちながら毎日笑顔で指導しています。

私のすべきことは道場経営だけではありません。
指導者としてより多く腕を磨かねばなりません。

逆を言えば正しい太極拳を伝えられる指導者がいない道場は、単なる空っぽの空間に過ぎません。
そこに命を吹き込めるかどうかは、自分に掛かっていると大きな責任を感じました。

この時、なぜこのタイミングで緊急事態宣言による打撃を受けなければならないのかという理由に辿りつきました。

それは、
「道場を磨くだけではなく、自分自身を磨きなさい」という意味だと受け止めました。


ここで「なぜ道場を出したのか?」ということを振り返ってみたいと思います。

まず一番の理由は「夢」だったからです。

道場を持つ夢は自分の欲求を満たすためだけではありません。
仲間と喜びを共有できる場所を築きたいという願いからです。

それまでは公共施設や野外などが稽古場でした。
公共施設は格安な料金で部屋を借りることが出来るのがメリットですが、メリットだけではありません。

公共施設で不自由さを感じたことをあげてみます。

  • 濁った空気を浄化するのにパワーを使う。
  • 時間の制約がある。(もうちょっとやりたいが出来ない)
  • 毎回必要な道具を持っていかねばならない。
  • 瞑想しやすい照明ではない。
  • 冷暖房を好みに設定できない。
  • 空気清浄機がない。
  • 加湿器がない。
  • 他の団体の使用後、汗と香水臭が強いことがある。
  • 床に泥などの汚れが目立つことがある。
  • 入替え時間を全く守らない団体がある。
  • 関係のない人が稽古中に扉を開け平気な態度をとられることがある。
  • 閉館時間前であるにも関わらず関係者に追い出されることがある。
  • 真夏日、体育館利用時間中に閉館準備のため窓を締められてしまうことがある。
等々。

これらはデメリットというより、体を浄化し体内にパワーを取り込むための環境とは言い難いというのが正しい見方でしょうか。

では道場のメリットはなんでしょう。

  • 靴を脱いだらすぐに練習できる(履きかえる必要がない)
  • 他の団体との干渉がないのでトラブル等で気が削がれることがない。
  • 常に気功や太極拳に適した環境づくりができる。
  • 好みの空気環境がつくれる。
  • 照明が調整出来るので深い瞑想に入ることができる。
  • 室内をきれいに保つことができる。
  • 時間の制約がないのでそのことに気が削がれることがない。
  • 飲食できるので仲間同士の交流の場としても利用できる。
  • 神棚を祀ることができる。

道場とは私達に与えられた神聖な場所であり私達が独占できるパワースポットでもあります。
誰にも邪魔されることはありません。

そのような環境に与えてくださったことに感謝の気持ちを込め、稽古後会員の皆さんが帰った後、毎日神棚に祝詞を唱えています。

体を動かす運動程度なら公共施設でも良いと思います。
しかし当会が目指すのはそれだけではありません。
道場でなければ得られないことはたくさんあります。

私がこの地で太極拳をはじめたのは、共に伝統太極拳ができる仲間が欲しかったからです。
そして私が得た健康を一人でも多くの人と分かち合いたいと思ったからです。

自分の身を削ってでも私が道場に拘る理由を少しでも解って頂けたなら幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

2021年4月13日火曜日

もう諦めろ

昨日新しい仲間が増えました。

今回、私の動画を観て何かを感じて頂けたようですが、太極拳を選んだのは"今から始められて老後も続けられるもの”として選ばれたとのことでした。
私が太極拳を始めたのも体力低下に強い危機を感じたからですが、当時太極拳を選択したことは間違いなかったと今も思います。

その理由は、
「覚えたことが無駄にならず一生続けられるから」です。

ヨガや気功もいいのですが、老化は足から始まります。
ヨガを2年続けて行っていたこともありますが、その頃は足腰を鍛えるため毎日太極拳とウォーキングも同時に行っていました。

更に足腰強化のためにジム通いしアクアウォーキングも行っていましたが、今思えば太極拳はそのすべての要素を含んでいたと感じます。

今回、入会された新会員さんは足腰が衰えてい行くお母様の姿を見て"老化は足から始まる”ということを強く感じられたようです。

その夜は個人レッスンでした。

指導しながら感じたことですが、
太極拳の稽古は体のところどころに存在する力みを取り去っていく作業だと思います。

肩の力が抜けたと思えば今度は手首に力が入り、手首の力が抜けたと思えば今度は足首に・・
ということで、あちらことらに力みが移動していくようです。

私はそんな力みに対しこう言いたいです。

「もう諦めろ」と。

今まで力に頼って生きてきたから体は無意識に力を捨てさることを恐れるのでしょう。
抜いても抜いても体の中で逃げ回っているようにみえます。

だから、自分自身に諦めることを言い聞かせるしかないと思います。

力が抜けきると、体の中に流れる気のエネルギーを強く感じるようになります。
そして今まで使ってきた力とは別次元のチカラを使えるようになってきます。

このチカラは武術としての破壊力だけではなく、自身の生命力、治癒力を高め、楽器演奏、声楽、舞踊、各種スポーツ等、様々な分野で活かすことが出来、その力は無限大となります。