2021年7月24日土曜日

一進一退

一進一退

昨夜の形意拳クラスはそれを感じる稽古でした。

「お!出来るようになった」
「おや?また出来なくなった」

これの繰り返しです。

私としては早く覚えて欲しい。
早く覚えてもらって一緒にやりたい。
だからなんとか頭を捻りながらあらゆる方向から教えようとします。

動作や力の出し方を手本を見せながら伝えたり、
棒やミットなど道具を使ったり、
ホワイトボードに図やイラストを描いたり、
最後には動画を撮ってあげたり、撮らせてあげたり・・

特に模範動作の動画を撮らせてあげるというのは私にとって最終手段です。

いつも言うことですが、教えてもらうことに慣れてしまってはいけません。
上達が早い人は私の言葉を聞き逃さないし、私の動作をよく見ています。

スランプもあるでしょうが、それは私も同じです。
しかしスランプなんて本当はないのです。
自分が勝手につくり出している妄想でしかありません。

真似る
盗む

これだけです。

自分の中だけでやろうとするのではなく、単に出来る人を真似る。

覚えるということは実はとてもシンプルなことなのです。

子供が立ったり、
歩いたり、
喋れるようになるのは、親の真似をしているのです。

これが最強なのです。



2021年7月21日水曜日

ひとこと太極拳について

いつもTwitterでのいいねやコメント、リツイート頂きありがとうございます。
皆様からの温かいお気持ちがひとことを生み出す原動力になっています。
本当に感謝しています。

さて、ひとこと太極拳について、
ほとんどの方が気付いておられるかと思いますが、
当方の「ひとこと太極拳」は文献等借り物の言葉や人からの受け売りではありません。
すべて自身の経験に基づいた内容です。
ですから勘違いや嘘はありません。

大した練習量ではありませんが、
少なくとも毎日平均3時間研究のために稽古時間を費やしているので
いろいろな気づきが得られます。

専門用語が少ないのはそのためです。
専門用語が先ではなく経験が先です。
専門用語は経験後に当てはめたものですから、どのひとことも経験からいくらでも説明することが出来ます。
とはいえ、それを理解して頂けるかどうかは受取り側にもよるかと思います。

ひとことにしたのは、Twitterの字数制限はもちろんですが、
経験による情報量が多すぎて短くまとめることができないからです。

健康効果に関しても自身の経験に基づいているので
数々の病気が治ったことも紛れもない事実です。
とはいえ、一言であるがゆえに取り違いもあるかと思います。

しかし短文からイメージを膨らますことも修行の楽しさのひとつだを私は思っています。
これからも頑張って配信していきますので、少しでも皆様の武術のお役に立てれば幸いです。

今後共宜しくお願いいたします。



2021年7月13日火曜日

食欲が凄い

太極拳をはじめて変わったことは山ほどありますが、
その中でもこの季節特に変わったのは夏バテしなくなったことでしょうか?

毎年この季節になると食欲が全く起きなくなり、何も口に入れたくなくなるほどでした。

それでは流石に死んでしまうので仕方なくそうめんを茹でて食べていましたが、これまた栄養不足で夏バテ増大。
体がだるくてだるくて仕方なく何の意欲も起きなくなっていました。

しかし今ではどうしょう?

食欲が凄いです。
食べても食べても食べられるし、食べないでいることも出来ます。
食欲をコントロール出来るので、食べすぎを控えることも出来るし、栄養が必要なら食べることも出来ます。

これを出来る人はなかなか少ないのではないでしょうか?

お陰で全く夏バテしないし意欲も落ちることがありません。
この季節熱中症になる方が多いですが、それもありません。

特に女性は汗を嫌いますが、一日一回、汗をかく時間を作った方が良いです。
汗をかくと言っても猛暑日に外を出歩くということではなく、
適度な運動をして汗をかくということです。

太極拳は息切れしたり疲れたりすることもないのに程よく汗をかきますが、
体の毒素を排出することが出来るので、邪気払いだけではなく体をとことんキレイにすることが出来ます。

太極拳によって変わったことは無数にあります。

「お腹周りがスッキリした」
「肩こりがなくなった」
「慢性的な頭痛がなくなった」
「腰痛が消えた」
「風邪をひかなくなった」
「肌のハリがよくなった」
「怪我の治りが早くなった」

あげ出したらキリがないほどです。

体調不良で休む方もいますが、その場合は無理をせず栄養を摂って休むのが一番です。
しかしそうならないための日頃の太極拳が大事なのです。

ラジオ体操もいいですが、その代わりに一日5分甩手(すわいしょう)だけでもしてみてください。
確実に今までの自分とは違う自分になります。

ということで、
夏バテ、熱中症を防いで楽しい夏を過ごしましょう。

#夏バテ #熱中症 #太極拳 #気功 #甩手 #スワイショウ

2021年6月29日火曜日

太極拳と形意拳のふしぎ

週明けは午前クラスと午後からは3つの個人レッスンでした。

来月から月曜午前クラスを隔週から毎週にしますが、午前クラスは清々しくて気持ちがいいです。

7年半前この会を始めた時は会員全員が楊式太極拳をしていましたが、今では武器や形意拳など同じ空間で様々な稽古をしています。
ようやく当会も内家拳の武術道場らしくなってきたなぁと感じる瞬間です。

午後からは楊式剣の指導をしましたが、
「なぜ刃を立てるのか?」
「なぜ刃を寝かせるのか?」
そのようなことをレクチャーしながら稽古しました。

「あんなペラペラの剣でなにが出来る?」と嘲笑う者もいましたが、そうやって油断させることも戦法の一つなのでしょう。

自分が信じるものに固執するあまり、他のものを柔軟に見ることが出来ないことがありますが、どの流派も強い者が強いと私は思っています。

また、人は知らないことに対し恐怖感を感じるので、知っていることの枠に入れて考えようとしますがそれも危険です。
知らないものを知らないと素直に受け入れることが大事であるということはこれまでの人生で何度も経験してきました。
「知らないことを格好悪い」という定義は自分が勝手につくり出しているものであり、それによって確実に成長を止めてしまいます。

夜は形意拳を中心に稽古しました。

いつも言うことですが中国武術に於いて座ることは大事です。
私が武術をはじめて一番最初に驚いたのはそこでした。

今までに見たこともない不思議な歩法、
そして、立っているのに座るような姿勢。

その美しさにも魅了されましたが、それと同時にどんな意味があるのかという好奇心を掻き立てられたものです。

そんな中、龍形拳の蹴りの威力を知りたいという好奇心が湧いたので、
ミット打ちでそれを検証してみました。
かつて空手を少しやっていたので、前蹴りと龍形の蹴り技の威力を比べてみました。

こういう実験は実におもしろいです。
どちらも威力があるのですが明らかに威力の質が違います。

戦車で例えるなら前蹴りは大砲で打ち砕く感じで、龍形は車体そのもので体当たりする感じでしょうか。
華麗に見える前蹴りに対し、一見野暮ったく見える龍形の蹴りは見た目以上のパワーでした。

最後のレッスンは扇通背(せんつうはい)を中心に稽古しました。
これに関しては手の動きと形がなかなか難しいです。
しかし太極拳戦闘理論に基づいた用法が解ればその動きの意味を知ることが出来ます。

形を丸暗記するのもいいですが、
形の意味を知れば太極拳はもっと楽しくなるし、もっと修得が早くなります。

これからも私自身が「太極拳がすごく楽しい」と思えることを伝えていきたいです。





2021年6月12日土曜日

太極拳は義務ではない

当会では頭ごなしに指導することはありません。

この場合の頭ごなしとは、
学び手がそれをやる理由が解らないのに強制するような指導をすることですが、
いわゆる義務教育のようなイメージでしょうか。

例えば、「手本を見せるからこの通りにやりなさい」

これはこれで良いと思います。

しかし、それをやる意味が解らなければ人はそれに対し本腰を入れてやろうとは思わないものです。

それでもやらせるために

「テキストに書いてあるから」
「試験で合格するため」
「試合で良い点をとるため」

もしかしたら、このような回答もあるかもしれませんが、
これでは答えになっていません。

それでは子供に「何のために勉強するの?」と聞かれた時に、
「良い大学に入るため」
それに対し「なんで良い大学に入らないといけないの?」と聞かれ
「いい会社に入るため」と答える。

答えになっていない。

私なら「自分のやりたいことをみつけろ」
そして「自分のやりたいことをやれ」と言うでしょうし、
私自身そうやって育てられました。

太極拳で得られることは、歳をとるほど強くなることです。
常識的に考えれば歳をとることは衰えることです。
しかしその逆となれば、人生もっと楽しくなると思いませんか?

だからといって強制はしません。

そのようになりたい方に対し出来る限りの指導をし、それに必要な練習もそれがどのような意味があるのか説明し納得してもらいながら稽古をすすめています。

「なるほど」と思える指導を心掛けていますが、
これこそが一番モチベーションになることではないでしょうか?

義務的な太極拳ではなく生きた太極拳を身に付けて欲しい。

それが当会の願いであり拘りです。



2021年5月9日日曜日

語彙力と技彙力

現在当会で行っているのはプライベートオンラインレッスン。
リモートだけに動作をきちんと見て正しい姿勢と動作を身に付けて欲しいからです。

いつもオンラインレッスンしながら感じることは、リアルレッスンよりとても頭を使うということです。
当り前のことなのですが、手を使って修正することが出来ないからです。

その分、何度も向きを変えながら手本をみせ、理解しやすい言葉を選びながら指導するわけですが、これが私にとっても大変勉強になるわけです。

最近のネット用語なのでしょうか?
語彙力(ごいりょく)が鍛えられます。

私のレッスンを受けた方からよく言われることは「表現がとてもわかりやすい」ということです。
実はこのことに関しては私自身力を入れている部分なので、そう言われることが一番嬉しかったりします。

因みに私の語彙力の鍛え方はアメリカ映画やお笑いから学ぶことが多いです。
アメリカ人の言葉の使い方はとてもユニークで粋です。
お笑いに関しては語彙力が圧倒的に多いのでとても勉強になります。

今日のオンラインレッスンでは、
打ち方ひとつとっても多くのモードを持った方が良いという話をしましたが、
技が単調にならないよう、即時にモード切替が出来るかどうかというのは心次第という話をしました。

頭ではなく心です。

太極拳は技も多種多様ですが、打ち方も多種多用です。

ワンパターンの打ち方ではすぐに相手に動きを読まれてしまい、それが全く通用しなくなってしまいます。
そうなった時にいくつかの隠し技がさっと出るかどうかは、語彙力ならぬ技彙力という感じでしょうか?
技のボキャブラリーも増やしましょう。

実際にあるのです。
相手によっては自分の得意技が全く通用しない場面が。

崩拳だけで何人もの相手を倒すことが出来ればカッコイイのでしょうが、
実際はなかなかそうもいかないと思います。
崩拳の名手も決め技が崩拳であっただけで、他の技を一切使っていないとは考えにくいです。

頭も心も柔らかく。
太極拳を練る時は一式一式をよく吟味して練る。
そして、技彙力を増やしましょう。



2021年5月6日木曜日

動画サイトでの太極拳独習は絶対に止めましょう!

動画サイトで太極拳を独習するのは絶対に止めましょう!

悪いことはあっても良いことは一つもありません。

太極拳を舐めてはいけません。
「ゆっくりだし、カンタンそう」
最初は誰もがそう思うでしょう。

しかし教室で先生に正しく指導受けている生徒さんは皆感じると思います。
「太極拳って結構難しい」

太極十年不出門という言葉がありますが、太極拳をそこそこモノにするには10年掛かると言うことです。

最近の動画サイトのサムネを見ているとこんな謳い文句が目につきます。

「完全マスター」
「1時間でできる」
「10日間で覚えられる」
「簡単に覚えられる」

本当にそう思いますか?

例えば、ギター。
1週間で弾けるようになる!
実際、1週間でスラスラ弾けるようになった人を一度も見たことがありません。

2週間で〇〇kg痩せる!
本当でしょうか?
死んだ人もいましたよね?

誇大広告で何度も騙されているのに、それでも騙されてしまう。

なぜなら人は甘い言葉に弱いからです。

動画サイトを観て独習して正しく動けている人を一度も見たことがありません。
自分の都合の良いところばかりを真似、それがいずれ大きな怪我の元になることなど考えもしません。

車に乗って猛スピードを出せば事故って死ぬ確率が高くなることは誰でもわかります。
しかし太極拳に限っては危険であることなど考えもしません。

動画を観て出来たつもりになっても、全然出来てないことがほとんどで、それで膝や腰を痛める人が後を絶ちません。
今後まともに歩けなくなる体になってもいいのでしょうか?

太極拳は武術です。
武術は体を鍛えるものです。
体を鍛えるはずが体を壊してしまうなんておかしくないでしょうか?

動画サイトで独習するのを止めましょう。
自分の大切な体のことを思えば、正しい指導が出来る先生について基礎からしっかり学ばれることをおすすめします。

私が動画サイトに太極拳独習動画を出さない理由です。


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