2015年2月3日火曜日

いつから始める?

1月31日に無事県大会も終え、一段落。

結果は3種目とも記録更新できたが順位は変わらず。
理由はわかっている。
自分を追い込むことが足りなかった。
だから今回の結果は自分でも納得のいくものだった。

ひとつ嬉しかったのは楊式刀で自分の目標点数に載せられたこと。
順位は2位だったが、本番前からその点数が欲しい欲しいと強く念じた。
念じることが奇跡を生み出すことを改めて経験した。

念じると言えば、今回当会から初出場のMさんが予想以上の点数を叩きだしたこと。
本番で出せる実力は7割ぐらいと言われるが、
Mさんは全くもって練習通りの演武を行った。

本番直前に私は彼女に「いつも通りに」という言葉を送ったが
あの緊張した空気の中で本当にいつも通りの演武をやってのけた。
本当に見事だった。

私は彼女の指導を担当したが、私が担当したのは指導だけではない。
それは、いわゆる「信じること」だろうか。

さて、試合は終わったが、
終わったということは始まったといいうことでもある。
翌日から練習を開始し、昨日は全国大会向けの練習も行った。
まだ2日しか経っていないが、昨日先輩に良きアドバイスを頂き、すでに私の演武は変わり始めている。(と思う)

大会の練習はいつからはじめるのがいいのだろう?
私の場合は大会が終わった直後から。

およそ本番2週間ぐらい前になると、そわそわと練習し始める方々を多く見かける。
それはそれでいいことなのだが、
2週間前からでは自分の納得いく演武に仕上げるのは難しいし、なにより疲れてしまう。
どんなに実力があっても疲れてしまっては本領発揮できない。

それより歯を磨くがごとく毎日コツコツと試合向け練習をするのが一番だと思う。

仮に2週間前から套路を1日に10回繰り返したとする。
10回×14日=140回

半年前から毎日套路を2回通したとする。
2回×182日=364回

この差は倍2.6倍だが、実際はそんなものではない。

短期間に集中してやるのも悪くないが、本番の実力は短期間で練り上げたものより毎日の積み重ねが出る。
習慣化してしまえば、本番でも習慣として行えることになる。

だから、試合向けの練習を始めるのは迷わず“今”ということになる。

と、自分に言い聞かせてみたくて書いてみた。