2015年6月13日土曜日

形意拳はやわらかい

形意拳の稽古をしている時、
「打ち込んではいけない」
師匠がそうおっしゃった。

形意拳は力で打とうとしてはダメなのだ。

動画サイト等で観る形意拳はどちらかというと少林拳等の剛拳の部類に入るようにみえる。
果たしてこれが本物の形意拳なんだろうか?

私は仲間と勁力(筋力ではない力)を試すためにたまに打ち合いをする。
この時打とうとするとパワーが死ぬ。
逆にゆるめると明らかにパワーが増す。

イメージ的には砲塔から砲弾を発射するかのような感じだ。
要するに腕の中は空っぽで筒状になっており、その中を何かが突き抜けるような感覚。

いずれも私は形意拳を現代風形意拳として捉えず、
太極拳の中に入れてしまっている。

太極拳のようにゆっくり練りながら練習すると、何か明らかに違った感覚が得られる。
どうもこの先に本物の形意拳があるように思う。

いわゆる形意拳はやわらかいものだと。

この先にどんな形意拳があるのか探ってみようと思う。