自分の弱さを認める。
弱さを隠そうとしない。
イイカッコしたがる人がいますが、
イイカッコしようとする心そのものがすでに力んでいる状態なのです。
背伸びしようとすれば足が疲れます。
イイカッコは疲れるのです。
それなら踵を降ろし足裏全体を地に着けた方がラクではないですか?
私の場合、常にありのままの自分でいるよう心掛けています。
「先生らしくない」と思われているようですが、構いません。
世界中に無数の先生がいる中で、
一人ぐらい先生らしくない先生がいたっていいじゃないですか。
だから、今後も立派な人を演じるつもりはありません。
そもそもイイカッコしたところで何のメリットもありません。
そう言いながらも
全くそういうところがないかといえば、そんなことはありません。
やはり人間ですからカッコつけたい時もあります。
しかしそういう時に限ってミスします。
これが余計にカッコ悪い。
自分の弱さを認めましょう。
そうすれば肩の力が抜け、
体全身の余分な力が消えていくでしょう。
ここからが太極拳の本当のはじまりです。
さあ、
弱くて、
力も抜き切った自分に何ができるでしょう?
この時に太極拳の本質が見えてくるはずです。
太極拳やりたかったら、
イイカッコしたり、
やせ我慢したりのをやめましょう。
自分の弱さを認めることが太極拳の強さのはじまりなのです。