丹田は誰でも感じることができます。
感じることが出来ないのは感じようとしていないだけ。
また、感じることの妨げになっているのは、丹田を覆う殻があるからです。
その殻は…
力み、恐怖心、虚栄心、羞恥心、頑固さ、雑念、エゴ、コンプレックス、過剰思考、固執
等など。
すべて煩悩です。
これらが自分の可能性を塞ぎこんでしまっているのです。
それでも、これら煩悩と共に生きたいでしょうか?
私は経験の中から必要のないものだと悟りました。
丹田はたまごのようなもの。
丹田を開放し、自由になり、自分の可能性を広げたかったら、
単に殻を割るだけでいい。
思い切って割ってしまえばいいのです。
すると体がスッと軽くなり、
心がキラキラ輝きだし、
丹田のパワーを感じることができます。
捨てられないのなら、割ってしまえばいい。
毎日指導していて、そう思うことが多々あります。
私はそれを言葉で指導することもありますが、
どちらかといえば態度で示しています。
指導する時は先生らしく振舞うのではなく、自分らしく振舞っています。
いわゆる素のままです。
「先生らしくない」と思われるかもしれませんが、
言葉巧みに指導するより、
「見せる」ことが私にとって最高の指導だと思っているからです。
太極拳で新しい世界を見たいと思うなら、
殻を割る。
そして自由になって欲しいと思います。