2025年3月29日土曜日

からをわる

丹田は誰でも感じることができます。
感じることが出来ないのは感じようとしていないだけ。

また、感じることの妨げになっているのは、丹田を覆う殻があるからです。

その殻は…

力み、恐怖心、虚栄心、羞恥心、頑固さ、雑念、エゴ、コンプレックス、過剰思考、固執

等など。

すべて煩悩です。

これらが自分の可能性を塞ぎこんでしまっているのです。

それでも、これら煩悩と共に生きたいでしょうか?
私は経験の中から必要のないものだと悟りました。

丹田はたまごのようなもの。

丹田を開放し、自由になり、自分の可能性を広げたかったら、
単に殻を割るだけでいい。

思い切って割ってしまえばいいのです。

すると体がスッと軽くなり、
心がキラキラ輝きだし、
丹田のパワーを感じることができます。

捨てられないのなら、割ってしまえばいい。

毎日指導していて、そう思うことが多々あります。

私はそれを言葉で指導することもありますが、
どちらかといえば態度で示しています。

指導する時は先生らしく振舞うのではなく、自分らしく振舞っています。
いわゆる素のままです。

「先生らしくない」と思われるかもしれませんが、
言葉巧みに指導するより、
「見せる」ことが私にとって最高の指導だと思っているからです。

太極拳で新しい世界を見たいと思うなら、
殻を割る。

そして自由になって欲しいと思います。