2014年6月20日金曜日

なぜ気功をするのか?

沈むことと勁力が重要なのは知識としてはわかっている。
だが、実際自分がどこまでその力を出せているのかはわからない。

一昨日、仲間と長時間に渡って対練をした。
推手、散手、崩し合い、引っ張り合い、打ち合い、などなど。

最後の方はクタクタになってしまっていたが、後日仲間からメッセージが届いた。
私の勁力が数段上がっているということと、安定感が増しているというのだ。
全く自覚がないだけに喜んでいいのやらどうやら。
いや、でも嬉しい。(笑)

それにしても勁力とは一体なんのことやら?
因みに私は筋力に頼らない力だと解釈している。
それはいわゆるあらゆる方向に使える重力なのではないかと。

重力は万有引力の法則から上から下へ落ちる力だ。
が、体幹を使うことによってその重力をあらゆる方向へと働かせることが出来る。
正確には遠心力ということになるのだろうが、振り回すことによって振られる方向に働く力には遠心力と共に重力が働いている。

体幹を使えば手の筋力は一切使わなくともその重力を働かせることが出来る。
しかもこれが当たるとかなりの破壊力があることも対練で経験した。

話を戻すとしよう。(笑)

私の勁力がもし本当に上がっているのなら、それはなぜか?

普段毎日していることはといえば、気功だ。
太極拳の練習をする前には必ず気功を40~50分ぐらい行う。
歯を磨ないと寝れないのと同じで、気功をしないで太極拳をしようとするとなんだか気持ち悪くて仕方ない。

一見、何の効果もないような気功。
しかし、毎日の積み重ねで確実に目に見えない力が培われているのだと思った。

ある師は毎日ひたすら気功をし続けた結果、指先で人を吹っ飛ばす力を身につけた。
それを何度も目にしてきただけに気功の絶大なパワーは無視できない。

それゆえに、目に見える効果はすぐには現れなくとも、私の中では絶対欠かせない日課になっている。