2018年2月15日木曜日

鍛えなければ鍛えられる?

太極拳を始めとする内家拳の鍛錬を行っていると体が丈夫になってくる。

風邪をひきにくくなる。
メンタルが強くなる。
怪我しにくくなる。
怪我しても治りが驚くほど早くなる。
多少の衝撃では倒れなくなる。
打たれても痛みを感じにくくなる。
逆に打った方が痛みを感じるようになる。

などなど。

内家拳の不思議なところは、鍛えるのであっても決して筋肉を鍛えるのではない。
いや、正確に言えば目に見える筋肉ではなく内筋・深層筋(インナーマッスル、コアマッスル)を鍛える。
だから見た目はムキムキにならない。

鍛錬法は?

姿勢を正し、
呼吸を整え、
気を沈める。

これだけ。

いわゆる物理的な筋肉を鍛えるのではなく気の筋肉を鍛える。
そのためには力を入れてはいけない。
脱力に脱力を重ね、無駄な力を極限まで抜く。

すると、体の中に気がすーっと通い始める。
それにイメージを加えると気の量を増加させることができる。
そして気によって体が満たされた状態になる。

筋力という物理的エネルギーではなく、
原子のパワーが上がるという感じだろうか?

頭や体のコンディションが最高レベルになると、なぜか体の中で何かが回転していることを感じる。

ぐるぐるぐるぐる高速回転する。

頭が冴えてる状態を頭の回転が速くなるというが、
それが体にも起こる。

難しい話はあえて省くが、
とにかく眠っていた細胞が起き、活発に動き出すという感覚。

太極拳をやればやるほど、
姿勢を正し脱力して立つということが重要だということが感覚的わかってくる。

いわば、
姿勢を正しリラックスするだけで人はいくらでも強くなれるということ。
人間は本来強いんだ。