2016年1月27日水曜日

宇宙と繋がる

片足を上げたとたんにグラグラっとバランスを崩す方がおられる。

これはバランス感覚とか、筋力とか、あまり関係ない。
いや、そうとも言い切れないが、もっと良い方法がある。

それは宇宙と繋がること。

自分の頭が紐で吊り上げれているイメージは気功の時に説明するが
その紐のずーっと先は宇宙に繋がってる。

宇宙ほど強くて大きなものはない。
その強くて大きな宇宙に繋がっている。

ただ、そうイメージするだけで安定して立てるようになる。
それと同時にパワーを得ることができる。

私も時折バランスを崩すことがあるが、そういう時は宇宙との繋がりが切断されている時。

人間は意識に支配されているということがよくわかる。

2016年1月22日金曜日

練習量を減らそう!そして

試合まであと一週間。
今は意図的に練習量を減らしている。

ギリギリになって追い込む方もおられるようだが、
試合本番で出るのは普段練習している実力。
いやもっと正確に言えばプロの世界では本番に普段の実力の70%が出れば良いと言われる。

私が思う本番で大事なことは、
“良い演武をする”のではなく、
“普段通りの演武をする”です。

その普段通りのレベルを早い時期からしっかり仕上げておけばいい。
試合直前にインスタントで行ったものは本番に過度の緊張を起こさせる原因になりやすい。
どんなに直前に出来るようになっても、その力が本番で出せるだろうか?

今はとにかく体を疲れさせない。
そのために思い切って練習量を減らす。
そして栄養をたっぷりとる。
そして睡眠をたっぷりとる。

あとは気功がいい。
気功を行うと体の中にパワーが宿る。
そのパワーが奇跡を起こさせてくれる。

本番で普段出来ない不思議な力を出せるのはリラックスすることも大事だが、
空間との一体化が大事。

地に足がつかない状態ではどんなに練習を積んで来ても、本来の力を出せない。

気功は大地に根付くことが重要。
そして天ともつながる。

試合直前に練習もしないでただ立つだけの気功を行ってる姿は
周りからみると不思議に思うかもしれないが、
私にとってはとても大事なことなのだ。

2016年1月14日木曜日

太極拳で肩がこる?

先日、体験で来られた方がこれまで太極拳をやってこられたのだが、
肩がこると仰る。

私は深く頷いた。

私もかつてそうだったからだ。

太極拳で大事なことはゆるむこと。
だが検定向けの太極拳は形や動きを審査されるからどうしても形に拘らなくてはならない。
それゆえに正しい形や動作が出来るよう徹底的に指導される。

「肩を上げるな!」
と怒鳴られると余計に緊張して肩が硬直してしまう。

問題は指導法ではなく、指導する時の伝え方だと私は思う。

だから私の場合、太極拳に限っては指導する時叱らない。
叱って良くなるなら叱るが、逆効果だと思うからだ。

ゆるめることを覚えて欲しいから、やわらかい雰囲気づくりを常に心がけている。
それに私自身もそういう雰囲気を好む。

空手を習っていた時代、正しく動けていないと後ろから強く蹴り飛ばされたことがある。
それ以来私は蹴られることの恐怖から余計に気持ちが萎縮してしまい、
そして徐々に空手への意欲が薄れていった。

蹴られたってわからない。
なにが良くなかったのかを教えてもらわなくては。

私が個別指導する時は丁寧に動作を教える。

例えば直すべき点がたくさんあったとしても全部指摘することはない。
人それぞれ体型や生活習慣が異なるように、私もまたその方に適した指導を心掛けている。
その場で見て修正すべき点の優先順位を決め、一番大事なことから伝えるようにしている。

そして、型を全員で通す時は、フォームや動作よりもゆるめることを優先して演武している。
もし私が試合や検定のような演武をしていたら、ついてくる方も同じようにしてしまうだろう。
それでは太極拳にならないのだ。

ゆるめることを教えるには、自分がゆるんだ演武を見せればいい。
太極拳で肩がこるなんて絶対あってはならない。

水の中で泳ぐように空気の中でやわらかく泳ぐように演武することで体全身がゆるみ、
全身の血行がよくなり、それが病気をしない健康な身体づくりにつながる。

まず健康にならなくては本物の太極拳にはなっていかないのだ。

2016年1月8日金曜日

気は硬い?

あけましておめでとうございます。

昨年まではいつも私のブログを読んでくださってありがとうございます。
まだまだ未熟ではありますが、修行の中で得た感覚や気づきをこれからも書き綴っていきたいと思います。
今年も宜しくお願いいたします。

さて、今回は気の話。
今日ある会員さんからこんなことを言われた。
私と推手する時、私の腕が鋼のように硬いと言う。

また、武道歴20年の会員さんには散手の時に私が石のようだと言った。

私は特別に筋肉を鍛えるようなトレーニングは行っていない。

そう言われてみると、
長年気功を行ってる武術仲間の手足もやはり鋼のように重く硬かった。
そして私の師匠の手足も同様に鋼のようだった。

相手は何も力を入れていないのに触れただけでも金属にぶつけたような感覚がある。

これがいわゆる気功で鍛えた体なのだ。

気は目に見えない空気のようなもの。
だが、毎日気功を行うと鋼のような体になる。

いわゆる気は体を丈夫にし、
しかも気の力で筋力に頼らず相手を倒すことができるようになる。

それに付け加え病気しない丈夫な身体にもなる。
免疫力が強くなるのだ。

こんないいことはない。
これからも気功を続けて行こう。