太極拳で丹田というと武術のためというイメージがあるかもしれないけど
丹田とはそもそもエネルギーの源だ。
私なりの感覚でいえば、心躍って腹座るという感じだろうか。
踊ってばかりではいけない。
座ってなければならない。
いわゆる高揚した気持ちの中にも冷静さは必要だということ。
これは指導にも通じる。
私が指導にあたる前に心掛けることがある。
それは意気込まないということ。
頑張ろうって思わない。
頑張ろうと思っていること自体リラックス状態とはいえない。
私が心掛けることは何もしないこと。
無の状態から始める。
自分の腹に任せる。
ただ、昨日の練習会に関してはその辺の調整がうまくいかなかった。
疲労が溜まりすぎていた。
だが、皆の前で疲れた顔を見せるわけにはいかない。
プログラム上、気功を省いたが、気功をやったほうがよかったのかもしれない。
疲労回復を早めるには気功が一番いいからである。
時間の経過と共に疲労が回復しパワーが戻ってこないか心の中で静かに待ったが、
残念ながら疲労は溜まる一方だった。
結局、そのまま帰宅し倒れ込むように寝てしまった。
やはり疲れを癒すには寝るのが一番。