上達の早い人に共通することがあります。
それは素直さ。
私が太極拳を習い始めた時、まず何を心がけようとしたか?
それは師から出来る限り吸収しようとすること。
それでなくては習う意味がない。
決して口数の多い先生ではなかったが、
それだけに一言一句聞き逃すまいと聞き耳を立てていた。
無論口答えなんてするはずもない。
すべては自分に必要なこととして捉えた。
そして私は半年足らずで先生からも先輩方からも注目される存在になっていた。
逆に私が教えていても、私が教えた通り実行する人は圧倒的に上達が早い。
それもそのはず。
私自身が早く上達して欲しくて指導しているのだから。
上達の早い人はその場で指導したことをすぐさまその場で実行しようとする。
そして出来なかったことは家で何度も練習してくる。
言い訳をしない。
集中力がある。
情熱がある。
責任感がある。
感謝の気持ちがある。
私も同じだった。
師から教わったことは自分にとって宝。
だから大切にする。
それを習得することは師に対して感謝の気持ちを表すものだと思っていた。
逆に出来ないことは教えてくださっている師に対して申し訳ないこと。
別に太極拳に限ったことではない。
素直は最強なのだ。