2015年3月17日火曜日

まず套路を覚える

20日程前から新しい套路を覚え始めたが、
套路を覚えるのは勢いが大事だと改めて思った。

そんなわけで怠けそうな自分の尻を何度も叩きながら58式の型を20日で覚えた。

大事なことは套路を覚えることより套路を知ること。

そのためにも、まずは動作と順番を覚えてしまう。
次に正確な動作を覚えるためにゆっくり丁寧に繰り返し練習する。
正確に動けるようになったら、今度は気(力)の流れを感じながら動いてみる。

太極拳も形意拳も武術だからだ。

力の流れとは歩型に歩法、手法、そして体幹をどのように使えば効率よく力を生み出すことができるか?
それを感じながら動く。

套路を一から覚えるのはパワーがいる。
でも覚えることが目的ではない。
先ほども言ったように套路を知ることだから。

套路は完成形ではなく、技を使うために訓練法だ。
ゆっくり行えば基本功にもなる。

そんなわけで、最近は基本功に掛けていた時間を套路に掛けるようになった。
少なくとも太極拳ではいつもの半分の速度で動くと確実に違った感覚が得られる。
気の流れを感じそれを会得し、同時に技を使うために必要な体もつくられてくる。
この感覚が堪らなく楽しい。