2023年4月4日火曜日

赤ちゃんのエネルギー

本日カルチャーの気功講座で体験に来られた60代男性が入会されました。

太極拳ではなく、
ずっと気功教室を探しておられたようで
ネットで私の講座をみつけられたそうです。

その方が気功を始めたかった理由は「気を強くしたい」とのことでした。

「気が強い」というのは一般的もよく言われる言葉です。

では気が強いと思える人は本当に気が強いでしょうか?
いいえ。
真逆です。
気の強い人は弱いから強がろうとしているのです。
人前では強く見せ、家で泣いている人がどれほど多いことでしょう。

私はいつも本音で話すので、
相手も本音で話してくれる人が多いです。
だからそういうことを割と知っているほうです。
もちろんこちらがどれほど本音で話しても
本音で話してくれない人もいます。

因みに、強がることのメリットってなんでしょう?
よく考えてみて下さい。
女性の場合は自分を守るためある程度は必要かもしれませんが、
本音で話せる人がいれば本音で話すべきでしょう。
強がるだけ強がって結局苦しむのは自分ですから。

話しを戻しますが、
今日体験に来られた方が言いたかったことは
「気を強くしたい」でのはなく
「心を強くしたい」ということだと思います。

その理由なら私が太極拳を始めた理由と同じです。

さて、
そもそも気功の目的とはなんでしょう?

そうです。
生まれたての赤ちゃんに戻ることです。

ではそのパワーはどこから?

気功は仙人による仙道から生まれたものですが、
仏典には「足裏を意識しなさい」
或いは「お腹の張りを感じなさい」
という教えがあります。

それは気功にもそのまま当てはまります。
更にそれを武術としたのが太極拳です。

仏陀も老子もエネルギーの集め方を知っていたのです。

近代太極拳は気功や武術の要素を省き体操や競技、スポーツとして楽しまれています。
体を動かすことはいいことです。

しかし、折角強大なパワーが得られる天地のパワーの
取り込み方を学ばず、実践しないのはあまりにももったいない。

人はもっともっと若々しく生きられるのです。

ところでそのエネルギーが最も集まる場所はどこでしょう?
いわゆる丹田です。

その丹田はどこにあるか?

位置的には仙骨の前。
女性の場合は丁度子宮の位置なので実感しやすいと思います。

最もエネルギーが集まる場所が子宮なのですから、
赤ちゃんがエネルギーをたくさん持っているのは当然なのです。

但し女性は気を付けて下さい。
体に良いものも毒もすべて子宮に行ってしまいます。
最近若い喫煙者が増えていますが、
元気な赤ちゃんを産みたければ煙草は止めるべきでしょう。

男も女もエネルギーが最も集まる丹田(子宮)から生まれたのですから、
そのエネルギーを再度取り戻したいと思いませんか?

それこそが私が気功と太極拳を伝えていこうとする理由です。