本日、初級クラス、個人レッスン3つ無事終わりました。
今日感じたことは、歩法の重要性です。
「太極拳は足」と言われますが、長く太極拳をやっていると本当にそう思います。
実際に発勁する時、手で押そうとしますが、これでは十分な力は出せません。
発勁は天地と調和した状態から一気に足裏から接触点までの圧を高める感じになると思いますが、その時に重要になるのが「足」です。
なので、単に足を前にストンと置いて体重を載せるだけではダメなのです。
歩法はきれいに歩くためではありません。
十分なパワーを引き出すために重要な要素です。
このような正しい歩法を身に付けると足腰が驚くほど鍛えられ、ちょっとやそっとではコケない体を作ることが出来ます。
老後に向け是非身に付けたい力です。
もうひとつは勁力の波です。
勁力というのは考えて出せる力ではなく逆に考えないで出せる力です。
だから考えてひょいと引き出せる力ではありません。
故にその感覚を体で覚えるしかないのです。
「パワーが出ない」
「パワーを出そう」
「今日は調子が出ない」
どれも雑念です。
こんなふうに雑念が沸くと力が分散してしまいます。
力を集めるには、何も考えないことです。
欲を出さないこと。
頭も体も空っぽにすれば、「何か」が体に中に入ってきて、そして出て行きます。
因みに「空っぽにしよう」とも考えてはいけません。
難しいですね。
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