昨日は仲間と公園で3時間ほど練習。
楊式太極拳の楼膝拗歩(ろうしつようほ)の用法が今までイマイチしっくりこなかったが、ようやくその技の使い方がわかった。
一般に知られる使い方ではかなり無理があるというか、
アレでは敵の強力な蹴りには決して対応できない。
要するに演武通りにやると、まったく使えないということ。
踏み込んでから払って打つのではなく、同時に行わなくては相手の力に絶対負けてしまう。
実際何度か試してみたが、そうすることで相手をかなり遠くまですっ飛ばすことができた。
打たせてから打つではなく、打たれる前に打てという感じだろうか。
それに楼膝拗歩は、蹴りに対する攻防だけではなく、受け手を変化させれば、どんな攻撃にも対応できる。
しかも攻撃するところも狙うところによっては、相手へのダメージをコントロールすることもできる。
まあ、こうして技の用法を研究するのは実に楽しい。
どこの教室でも楼膝拗歩はとても重要と教わる。
が、なぜ重要かまではなかなか教えてもらえない。
今回のことでわかったのは、楼膝拗歩ひとつで軸感覚、丹田感覚、インナーマッスルの鍛錬、技の訓練としてとても優れていることがわかった。
やっぱり太極拳は楽しい。