2014年8月18日月曜日

太極拳によってゆるめる

最近、サークルで高齢の方が増えてきたので、方針の軌道修正しようと試みている。
いわゆる基本的動作よりも、ゆるめることにウエイトを置こうと。

私は自主練の時に必ず抜筋骨や気功を最初に行うが、
次に行う太極拳も、太極拳として太極拳を行うのではなく、ゆるめるための太極拳を行うととても調子がいい。
いわゆる、太極拳を動く気功と考える。

意識の持ちようなのだが、ゆるめることを重視しながら套路を練ると、無駄な力が入っているのがよくわかる。
それを気が付くたびに、ゆるめる方向に。
すると、指先、掌、腕、体全体で気を感じるようになる。

この“気”を味方につけることで、様々な奇跡を起こしてくれる。

例えば、ストレッチも筋トレも行っていないのに、その後の競技用套路が実に好調。
筋力に頼らずして軸がぶれにくくなる。
それになにより、体のリフレッシュ感がぜんぜん違う。
肩こり腰痛が嘘のように軽減し、気分もスッキリ。

ということで、今後は見栄えはパッとしないだろうが、ゆるめることを主体とした套路を指導して行こうと思う。

逆に形から作ろうとするとどんどん力みが生じ、リフレッシュ感どころか正しい形が出来ないことにストレスさえ感じてしまうだろう。
しかし、ゆるめる太極拳を行えば、美しい太極拳も意のままになると感じた。

ひとまず、実践しながらそれを証明していくしかないのだろうな。