昨日神戸での表演を2ステージ終えて、ようやく一段落。
今回わかったこと。
やはり本番前に十分緊張しておいたほうが良いということ。
全日本の時は緊張しなさ過ぎて、本番になって緊張してしまった。
今回は前日までガチガチに緊張していたが、本番では緊張の糸がプツンと切れたようにリラックスして、自分らしく演武できた。
視線がたくさんあるのに、普段の練習どおりに。
バンド活動をしていた時も、仕事で大きな講演が控えている時もそうだった。
緊張しておけば、本番リラックスできる。
だから練習の時は大いに緊張すべきだと。
練習とは単に身体的なトレーニングだけではない。
気を練ったり、
それに本番に備えてのメンタル作りにもなる。
そういえば昨日、本番前、司会の女性と少し話をした。
今回まったく初めてなんです・・と緊張した笑顔。
そこにチーフ的な男性が歩み寄って気ってその司会の女性たちにこう言った。
「噛まずに喋ろうとしないように」
「むしろ噛んで喋ろうと思うように」と。
以前、私が講演の仕事をしていた時と全く同じだ。
始めて人前でスピーチする人に対し同じことを言っていたのを思い出した。
「上手に喋ろうとしないように」
「どれだけ下手に喋れるかやってみよう」と。
表演でも同じこと。
上手に演武しようなどと思わないこと。
むしろ失敗するぐらいの気持ちでやればいいんだ。
表演が苦手な人はきっと、人前で演武するのが怖いのだと思う。
私だって怖い。
でも怖いからこそやりがいがあるのだ。
いずれもやり終えた後の達成感と解放感はかなり素晴らしいものがある。