形意拳の練習主体になってくると、どうも悪い癖がでてくる。
ついついパワーを出そうとして力んでしまうのだ。
そしてすぐに疲れてしまう。
疲れるとやる気を失い、
その結果練習不足になる。
なんとも悪循環だ。
ということで、形意拳を太極拳のようにゆっくり練習する。
ゆっくりだけではなく
形を作ろうとせずにできる限りの力を抜いてやってみる。
傍からみるとかなり不恰好に見えると思う。
が、そんなことは関係ない。
大事なのは同じ時間を使うのにも練習成果を出すことだから。
こういう練習をするとおもしろいことが起きる。
体が疼いてくるのだ。(笑)
これこそが太極拳をゆっくりやる意味のひとつだと悟った。
ゆっくりやればやるほど、どんどん体内にパワーが溜まってくる。
発散することができないエネルギーだ。
ためてためてどんどんためていくと、どんどん体が熱くなり、
そしてじんわりと汗をかき、
不思議なほどリフレッシュ感を味わえる。
大きな力を発するためには、ためなければならない。
だからこそゆっくりゆっくり動いてパワーをためる。
さて、
それが炸裂するとどうなるんだろう?