人の演武を見ていても男性と女性とでは違う。
男性は力強く凛々しいし、女性は柔らかく美しい。
しかし、この要素はどちらも必要だ。
組手を行っているとよくわかる。
力強いだけではダメで、柔らかくないと相手の攻撃をかわしたり技をかけるのは難しい。
かといって柔らかいだけでもダメ。
打つ時は鋭く打たねば相手を倒すことはできない。
剛と柔。
陰と陽。
どちらも必要。
だから、演武を練習する時、どちらも意識しながら練る。
そういえば、昨夜仲間と崩しあいを行った。
平行歩でまっすぐ立ち、胸の真ん中を相手に押してもらう。
固くなると簡単に崩されてしまう。
しかし、自分が水であることを思い出すと相手はなかなか崩すことができない。
水は押すことができないのだ。
水は強くも柔らかくもある。
だから水を意識することは大事だと思った。