先日、大会に出場して感じたこと。
私は一体何をしているのかと。
実力を上げるために始めた試合出場だが、いつしか路線がずれてきていることを痛感した。
ひとつ解ったことは、私が本当にやりたいことではないということ。
いや、それは最初から解っていたことだが、
今では自分の中で猛烈な葛藤が起きておりずっと精神不安定状態が続いている。
試合中の演武を動画撮影したが今は見る気もしない。
自分ではないからだ。
私に初めて太極拳を教えてくださった師匠の演武と今自分が行っている演武とはかなり違う。
私が本当にやりたい太極拳は放鬆しきった状態の太極拳。
“柔らかく見せる”ではなく“柔らかい”のだ。
本当の太極拳を知るためには放鬆しなければ決して本物には到達できないと思う。
地球との一体感。
宇宙との融合。
自分の体が光の塊になる感覚。
私は実力を上げるために、そして実績をつくるために試合出場してきたが、
今一度自分の方針を考えようと思う。
ひとまず形意を徹底的に練ってみよう。