2018年6月8日金曜日

忘れるために書く

私は師に稽古をつけて頂いた後、
まず真っ先にすることはノートをつけること。
情報はただではない。

情報はお金であり、時間であり、力だ。
情報には努力がたくさん詰まっている。

それに、師が貴重な時間を割いて教えてくださったことを簡単に忘れるわけにはいかない。
教えとは自分にとって宝物。

その宝を放置するわけにはいかない。
その方法がノートをつけるということ。

ところで、ノートをつけるという行為。
皆さんはどう捉えておられるだろう?
私にとってノートをつけるという行為は忘れるため。

なぜ忘れたいか?

それは、次の新しい情報や知恵を入れたいから。
一旦頭を空にしないと入らないということ。

覚えておくという行為は、新しい情報が入り辛いということでもある。
なぜならそれを入れてしまうと、さっきまで覚えていたことを忘れてしまうから。

だから、常に頭を空にすることはとても大事。

情報だけではない。
空にすることで天から教えを授かることもできる。
いわゆるインスピレーションや閃きと言われるもの。
更には悟りを得ることも。

ノートをつけることにこれほど深い意味があると、どれだけの人が認識しているだろう?

忘れるために書く。
そして頭を空にする。
無になる。

そして、宝物である師の教えは世界でたった一つの自分だけの教科書として残る。