型を覚えることに終始していませんか?
型は太極拳の力をつけるための鍛錬法です。
だから、準備体操を覚えるように套路もさっさと覚えてしまいましょう。
套路で質を上げようとすることも大事ですが、
套路の中だけで質を求めても太極拳そのものの力を出せるようにはなりません。
推手と散手と並行してやること重要で、それにより総合的に質を上げることが出来ます。
最初の頃は套路を一通り覚えると嬉しいものですが、
私の場合は新しい套路を覚え終わった時点では「ようやく準備が出来た」としか思いません。
料理で例えるなら、食材を洗って切っただけの段階。
調理するのはこれからです。
型を覚えることを目標にするのは自由ですが、
目標がそこである限り何十年やっても自分の太極拳が変わることはありません。
太極拳の一般的なイメージは体操か舞踊かスポーツです。
武術だと思っている人がどれだけいるでしょう?
いくら言葉で武術だと訴えても、技や勁を使えなければ武術ではありません。
剣道、空手、合気道など武道は徹底的に技を磨きます。
技が鮮やかに決まると見ている方も気持ちいいものです。
しかし太極拳は美しく型を演じることを目標としています。
なぜでしょう?
もしかしたら強い太極拳を弱体化させるためなのかもしれませんね。
太極拳を本来の強い武術に戻しましょう。
太極拳の魅力は力を必要としないので、一生、心身共に強くすることが出来ます。
これは誰もが願っていることではないでしょうか。
是非一度、当会の太極拳を体験してみてください。
「太極拳って武術だったんですね!」
と驚かれる方が多いです。
そのようなわけで、
男女問わず技が使えるよう楽しみながら稽古しています。