2023年10月8日日曜日

慌てない

何度やってもうまくいかない…

だからその部分を何度も何度もやり直します。
果たしてこの練習法は合っているのでしょうか?

太極拳の最も効率のよい練習方法は?

それは…
なるべくやり直しを減らすことです。

やり直すことは大事ですが、
何度も何度もやり直ししているとやり直し癖がついてしまい、
やればやるほど正しい動きからかけ離れていきます。

套路を練習している時、
「止まれ!」
と言われて、すぐさま静止することができますか?

いつでも静止出来る状態とは勢いに任せた動きではないということです。

即ち常に虚実がハッキリしており、
軸が安定し、
自由に動ける状態ということになります。

套路は站椿功(立つだけの練習)の連続動作なのです。

もしかして貴方はせっかちですか?

せっかちは太極拳の上達の妨げになるだけです。
「ダメだダメだ」の連続ではなかなか上達しません。

一度深呼吸して、ゆっくり動いてみましょう。

太極拳の最短上達法は徹底的にゆっくり動くことです。

楽器の練習と同じです。
速く演奏出来るようになりたかったら徹底的にゆっくり練習することです。

焦りは禁物。

このような心のゆとりが太極拳らしい心(人間性)を作り上げ、
その心が太極拳をより強く美しくします。

とにかく、ゆっくり動く。

この一言に尽きます。