今日は先輩である武術仲間と8時間に及ぶ練習を行った。
一緒に套路を行ったり、推手、技の用法練習、基礎対打、自由散手などなど。
自由散手ではフルコンタクトで行ったので、手と足は打身だらけ。。
なにしろ相手の突きや蹴りがやたら重い。
ところで今日は思わぬ発見をした。
楊露禅直系と言われる楊家太極拳が呉式太極拳と非常に酷似しているという点。
(専門的な話になってしまい申し訳ない・・)
呉式太極拳の特徴として、前傾姿勢や虚実が他の流派に比べてハッキリしている点だが、
楊家太極拳の虚実の体重バランスは10:0とのこと。
ほとんど片足で立っていることになる。
大木に添え木がしてある感じだろうか。
そういえば私の師匠も始めて太極拳を教えてくれた時、最初は体重バランス7:3でいいが、慣れてきたら9:1又は10:0が望ましいと仰っていたことを思い出した。
これこそが楊無敵と言われた楊家太極拳。
そして最強と言われる呉式太極拳。
そして陳泮嶺の創始した太極拳である双辺太極拳。
これまた前述した2つの流派に非常に似ている。
因みに楊家太極拳は勁力が最大限に発揮できるような独特の歩法や手法を用いる。
圧倒的に強いと感じた。
それに似ている呉式太極拳に対し今までとは別に角度からとても興味が湧いてきたということだ。
極めたい武術は数あれど、呉式太極拳は今では無視できない流派となった。