試合前日だというのに、最近勁力というものがやたら気になる。
勁力について、私なりの解釈は「筋力ではない力」だが、
ならそれは?
ひとつ言えることは勁力は目に見えない。
気の通り道を経絡というが、
この経絡はレントゲンだろうがCTスキャンだろうが見ることはできない。
そもそも手をかざすだけで相手にダメージを与えられるのだから
物理的に解明することはできないと思う。
私はこの力を師匠から直接受け止め、勁力の存在をしっかりと確認した。
手を動かしていないのにダメージを与えられるということは100%筋力ではないのだ。
それとは別に水打ちというのがあるが、これもどんなものか打っていただいた。
水というとやさしいイメージがあるが、水ほど怖いものもない。
消防車から放出される水をまともに喰らったらどんな感じだろう?
また、これとも違う、風打ちというのがある。
これは私が勝手に名づけたものだが、打たれた時に突風に打たれたような感覚だからだ。
まったく痛くないのにびっくりするほど吹っ飛ぶ。
空気も水も人間にとってはなくてはならないものだし、体にやさしいもの。
その水と空気を操ることによって勁力と成す。
こんなことを研究していると人間の可能性は無限大なんだなと思う。
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明日の試合は上記のような勁力とは関係ないが、
本番でいかに気を沈めることができるかが大事だと思う。
沈墜勁というらいしいが、これらを操作するのは自分の心次第だと。