太極拳は肉体で演武するものでもなければ戦うものでもない。
中心から動く。
しかし頭を使って套路を練ることも必要。
大事なことを唱えながら套路を練る。
弱点克服する時には頭を使わないとダメだ。
何度も何度も唱えながら練習を繰り返す。
弱点があるのに中心から動いてはいけない。
ただただ悪い癖がつくだけ。
気持いい世界はお預けなのだ。
正確に動けるようになったら今度は頭のスイッチをオフにして、
中心から動く。
中心とは腹の部分。
丹田であり、腸のある部分だ。
医学的にも腸は第二の脳(セカンドブレイン)と言われている。
腸は自分で考え蠕動運動や消化、吸収活動を行っている。
そして無限大のパワーを秘めている部分でもある。
中心から動く。
言い換えれば「自分を信じる」
或いは「自分はやってくれる」という感覚。
正しい練習を繰り返し行うことによって自分への信頼感が生まれる。
そしてその信頼した自分に任せてみる。
その時こそ本当の自分が本物の力を発揮できる瞬間だ。
言葉で言うのは容易い。
こうなるためにも練習あるのみ。
頑張ろう。