2015年10月25日日曜日

反対に働く力

例えば足を上げようとすると意識がその足に傾く。
すると体まで傾いてしまいます。

ではどうすればいいか?

太極拳の場合、脚を上げる動作である踵脚等を行う時、手を両側に広げますが、それが大事なんですね。

両方向に意識を向けてみる。
そうすると驚くほど安定することがわかるはずです。

推手の時も同じ。
相手と触れている手だけを意識してしまいがち。
確かのその手で攻撃を捌いたり、打ち込んだりしなくてはなりません。

しかしそれでは相手の思うつぼです。
捌こうとすれば軸がぶれ、打ち込むと力を吸収され崩されてしまう。

これも踵脚の時と同じ。
反対側にも意識を置く。

いわゆる自分の体は丹田を中心としてそこから広がってる感覚。
それを無視して一方向だけに意識を傾け力を使おうとすると崩される。

昨日は仲間と4時間以上、推手や散手を行ったが、いろいろ勉強になった。

いずれもぶれない軸をつくるには可能な限りゆっくり套路を練るのがいい。
これこそが最高の練習方法だと思う。