2017年2月23日木曜日

遅いは早い 止まるも早い

太極拳が最も早く上達する方法。

それは
ゆっくり練習すること。

そもそも套路とは鍛錬のために編み出された〝練習方法”
太極拳はゆっくり動くことで、
普段鍛えることの難しい遅筋を鍛え、
軸を鍛え、
丹田を鍛える。

脱力しながら動くことで体全身に気が巡り、気の体をつくりあげていく。

気は実に不思議な物体。

軽くもなれば重くもなり、
柔らかくもなれば硬くもなる。
意によって変幻自在な世にも不思議な物質。

ゆっくりであればゆっくりなほど、これらを作り上げていくことができる。

因みに、更にゆっくりにしていくと?
最終的には止まることになる。

これが站椿功。

逆を言えば套路は站椿功の連続動作。

この意味がわかれば、すべきことが見えてくるはず。