今朝の稽古は3人で行いました。
そして休憩時間にKさんからこんな質問を受けました。
「気功をやる上でどんなことに気をつけたらいいですか?」
「気の流し方とか解らなくて・・」
答えました。
「気の流し方よりまず先に姿勢と脱力を徹底的にやったほうがいい」と。
そうなんです。
どんなに気の流したかが解ったところで姿勢が悪ければ気が上手く流れないし、力みがあれば気の流れがそこで滞ってしまいます。
又、力みをとらなければならないのは体だけではなく頭もです。
体も空っぽ、頭も空っぽ。
そんな風に説明すると、
「どうしても雑念が沸いてしまって・・」とKさん。
そう、一番厄介なのが雑念です。
雑念が妄想となり、どんどん悪い方向へと思考が傾いてしまいます。
人間、頭でごちゃごちゃ考えるとロクなことになりません。
どんどん闇の方向に引っ張られてしまうのです。
まだ眉間に皺を寄せてますか?
このことに何のメリットもないし、ただただ時間を浪費するだけです。
だから、まず何も考えず頭を空っぽにして体を動かしてみる。
そうすれば、必要な情報が天から降りてきます。
必要な情報を得たいから必死で考えようとしてるんですよね?
逆です。
必要な情報を得たかったら、心を鎮め何も考えないことです。
すると自分に必要な情報、進むべき道が指し示されます。
私はこれに従って行動し間違った方向に進んだことは一度もないし、
それどころかどんどん運を引き寄せているようです。
いつもコップの中の水で例えていますが、
コップの中の腐った水を捨てなければきれいな水を入れることは出来ません。
だから捨てることが大事なんです。
そうはいっても、
捨てられない人がどれほど多いことでしょう。
そんなに大切にしていても、もし火事になればすべて燃えてしまうし、
洪水になればすべて流されてしまいます。
もっと言えば、その捨てられないモノって死ぬときに持って行けるものでしょうか?
死ぬ時、肉体はなくなり骨と魂だけになってしまいます。
今大切にしようとしているものは骨壺に入るものでしょうか?
その魂を鍛えるのが太極拳なんです。
魂は死後も生き続けます。
死後の世界は解りませんが、これまで何度か経験したトランス状態(幽体離脱)では自分で自分を上から見ている状態になります。
この状態になると霊体の自分が現実の自分を操ることが出来、
更に、次に起きることも解るようになります。
まるで仮想現実のゲームの世界のようです。
(この場合現実の自分が仮想であり、霊体と思われる自分が現実になりますが)
その時に霊体の自分が現実の自分に送る力はなんでしょう?
何かしらのエネルギーです。
それが気です。
結局、太極拳で鍛える気のパワーは自分を操る力を身に付け、その現実の自分は周りを操ることもできます。
ここまでの話は受け売りでもなく借り物の言葉ではありません。
すべて私自身が経験したことです。
もし死後の世界が幽体離脱と同じ状態なのであれば、死後も柵に囚われることなく、自由にのびのびと魂として生き続けることが出来ることになります。
結局、気功や太極拳で積んだ徳は死後に持って行けるということになります。
今日はそんな話をしていました。
とても太極拳とは程遠いような話に感じるかもしれませんが・・(笑)
とにかく、
姿勢を正す
極限まで脱力する
頭を空っぽにする
こうすることで自然と気の流れを感じるようになり、どことどこが繋がっているかも自分自身で解るようになります。
このような経験は私だけでなく、様々な分野の第一線で活躍をしている数多くの方が経験していることです。(口に出して話さないだけです)
太極拳を舞踊やスポーツとしてやるのも良いですが、
これほどまでに感動的なスピリチュアルな経験が出来るのも太極拳です。
それを武術として生かすのが太極拳の最大の魅力だと私は思っています。