昨日は月一回の自立支援講座を当道場で行いました。
本講座では誰にでも気軽に参加してもらえるよう、ゆるい体操のような気功を行っていますが、
ある男性利用者さんが道場にあるミットを指さし「これ何に使うんですか?」と聞かれたので、「ちょっと持ってみて」といい、かるく暗勁(触れた状態で打つ)を入れてあげました。
すると目を丸くしてビックリ。
ついでに寸勁(3センチぐらいの距離から打つ)も打ってあげたら更にその威力に驚かれました。
他の参加者さんからもとてもウケが良かったので、攔雀尾(らんじゃくび)や如封閉閉(にょふうじへい)などの技を使い、早い突きや手を掴んでもらったりして少しだけ技を体験してもらいました。
利用者さんだけでなく職員の方も太極拳の凄さにとても興味を持たれました。
太極拳って舞っているように見えるんです。
なのに、ふわっと舞ったかと思えば、あっという間に技が掛かり、床に叩きつけられたり、吹っ飛ばされたりと驚くような技が飛び出します。
大人しくじっとしている生き物に、みたこともない動きでいきなり襲い掛かられると怖いですよね?(笑)
因みに舞うと言っても、太極舞(たいきょくまい)とは全く関係ありません。
太極舞はカンフーの動きを模したフィットネスダンスであり、
太極拳のように強靭な体を作ったり、気を練って生命力を上げたりするものではありません。
これまで似たような名称に釣られたことって多くないですか?
(かつて流行った海外疑似ブランドのように)
似せているのは商業的な意味があるのかもしれませんね。
代表である私はとことん本物志向ですが、本物を求めた結果今の師に出会い、それを皆さんに伝えたい一心で頑張っています。
この拘りは絶対に譲れません。
歴史を振り返れば解ります。
人は常に本物を求めており、
いずれ紛い物は見向きもされなくなります。
今後、間違いなく伝統太極拳の時代が到来します。
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