これまで指導して気付いたことは、体が硬い方がとても多いことです。
硬いといっても柔軟性ではありません。
体が緊張状態でゴリゴリなのです。
そして困ったことに本人がそれに気づいていないことです。
その硬さは力みから生じます。
いかに普段無駄な力を使っているかということになかなか気付けないのです。
体の硬さは心の硬さです。
心と体は同一です。
情報に溢れた今の複雑な世の中を柔軟に行きていくためには、
心の柔らかさが必要です。
とはいえ心を柔らかくするのは容易ではありません。
その気になれば1秒で柔らかくなることもできるのですが、
そのためには多くのものを捨てなければなりません。
結局「硬さ」とは捨てられない過去への依存心が生み出すものであり、
これに縛られている間は決して柔らかさを手に入れることは出来ません。
では手っ取り早く体をやわらかくする方法はないのでしょうか?
実はもっとも簡単な方法が体を柔らかくすることです。
柔軟性ではありません。
やわらかい力を使えるようになることです。
姿勢を正し、
体の力を極限まで抜き、
なにも考えないようにすることです。
いわゆる「禅」です。
当会では稽古で毎回、立禅を行います。
やわらかさを身に付け、自分の存在の意味や自分の進むべき道を知るためです。
やわらかい力は生活だけでなく人生も変えてくれます。
是非一度当会で立禅と太極拳を体験してみてください。
きっと探しているものがみるかるはずです。