2022年2月19日土曜日

真似る

太極拳で上達する最速の方法はなんでしょう?

そう、
「真似る」ことです。

先生の動きを徹底的に真似る。

いきなり自分なりにやろうとしたり、
オリジナルを出そうとすると確実に遠回りになります。

そもそも太極拳の動きにはひとつひとつ技や勁を出すための重要な要素が含まれているので、それを無視した動きをしても太極拳にはなりません。

YouTubeなどを真似てやっても、YouTube先生はあなたの動きを見てはくれません。
動作が合ってるのかどうか?
それにひとつひとつの動作の意味を質問できるわけでもありません。

私が太極拳を始めた時は、まずは師を完コピしようと思いました。
師の動きがとてもカッコ良かったからです。
だから真似るというより成りきっていましたね。
なりきりパワーです。

上達の遅い人は自分でやろうとしています。
自分でやろうとするから壁にぶつかってしまい、どんどん出来ないスパイラルに陥ってしまいます。
そのスパイラルから這い出すのに労力を費やし疲れてしまいます。
わざわざ自らそれを選択してしまっているのです。

頭を切り替えましょう。

単に真似ればいいのです。

子供は親を真似て成長します。
やったことのないことは自分では出来ないですから。

上達の早い人を見ていると師の動きにとても似ています。
逆に遅い人は完全我流になっています。
真似ていないのです。

太極拳の目的は套路を覚えることではありません。

準備体操を覚えるように套路もさっさと覚えてしまいましょう。
套路は鍛錬法なのですから。
鍛錬法を覚えることを目標にするのはおかしくありませんか?

太極拳の功夫を身に付けるための鍛錬法なのです。
だから早く覚えてしまいましょう。

とにかく「見る」「真似る」
これだけでメキメキ上達します。