昨夜は中級クラスの稽古日でした。
中級クラスのメンバーはいつも本当に稽古熱心です。
特にTさんは推手プログラムの参加に熱心で、かなり感覚を掴んできたようです。
推手プログラムではある一定の練度に達すると生涯無料となりますが、その日も近いと感じました。
Y子さんも同じく熱心で、最近ようやく相手に合わせるということが解ってきたようです。
推手に関しては9年前当会を立ち上げてから「自分で動こうとしない」「相手に合わせる」と言い続けてきました。
しかしながら、なかなかそれを理解しれもらえず長年歯がゆい思いをしています。
例えば二人三脚で二人がバラバラの動きをしたらどうなるか想像できると思いますが、推手でも同じです。
推手はお互いがきちんと合わせれば粘勁が働きとても楽しいものになるのです。
八卦掌の散手で単環掌というのがありますが、
Mさんに「本気で打ってくれ」と頼むのですが、どうしても途中で止めてしまうようです。
そんな優しさはいらないのですが、Tさんに頼んだら日頃の恨みを込めて思いっきり打ってくれました(笑)
なんとも気持ち良かったです。
ちなみに腹筋には全く力をいれません。
というより腹筋そのものがありませんし、脱力を目指す者としては力を入れることすら面倒になります。
こんなふうに太極拳で鍛えられるのは丹田力です。
丹田力とは生命力そのものです。