楊式太極刀と楊式太極剣
どちらも意識して欲しいのは
「円の動きになってるか?」ということです。
紙に鉛筆で円を描いてみてください。
力が入っているとうまく描けません。
きれいな円を描こうとするなら、鉛筆を短く持たず少し長めに持ちます。
すると力を入れることが出来ないのできれいな円を描くことができます。
刀や剣でも同じです。
指、手首、肘、肩に力を入れないこと。
どうやって円を描くか?
腕ではなく腹で描きます。
いわゆる体全身で動くということです。
ところで、
ところで、
なぜ円の動きが大切なのか?
それは「武」を意識すればわかります。
刀も剣も腕を使って振り回すものではありません。
どちらも刃物なのです。
突こうと相手に刃を向ければ、逆に自分の手首を切り落されるかもしれません。
だから太極刀や太極剣は円の動きなのです。
円で捌き、円で斬る。
その動きはとても優雅で美しいですが、
同時にとても恐ろしく残酷なものでもあります。
これが太極拳なのです。