2013年8月25日日曜日

インナーマッスルとアウターマッスル

昨夜のカンフーエクササイズでは、通背拳の基本功である胸元から鞭のように素早く手を振りだす練習を30分間行ったが、お蔭で今日はひどい筋肉痛。
腕を曲げるとボッコリと力こぶが。

いわゆる、絶え間なく連続攻撃を続け相手に隙を与えないような動きとでも言おうか。
見た目は非常にカッコイイ。
が、やるのは物凄く大変。。

もし通背拳に対し太極拳で戦うのであれば、最初の一発目の動きを捉えないと、アウトだと思う。
2発目3発目の鞭が物凄いスピードで飛び出してくるので技をかけている暇がない。

考えられる方法は打たれる前にボディアタック系の技で倒すか、
それとも下勢(かせい)で相手の攻撃をかわし、金鶏独立(きんけいどくりつ)で急所を攻撃し相手に圧倒的なダメージを与えるか、
それでなければ雲手(うんしゅ)などで相手の攻撃をうまくかわしながら逃げまくり、相手を疲れさせるかだと思う。
恐らくあの早い動きの連続攻撃では2分、3分ともたないと思う。(あくまでも私の考察)

そんなことはともかく、
今回書きたかったことはこんなことじゃない。(笑)

このまま外家拳の部類に入る通背拳を続けると、この先どうなるかというのがなんとなく見えてきたということだ。
これまで鍛えてきた赤筋といわれるインナーマッスルよりも白筋といわれるアウターマッスルがどんどん養われていくことになる。
いわゆる筋肉が張ってくることが考えられるのだが、そうなると太極拳での柔らかい動きに支障が出てくるのではないかと言う懸念と、
それによって勁の通りが悪くなるのではという心配だ。
現に今、雲手を行ってみたら、いつものように空気の中に溶け込んで行くような感覚が薄れたように感じる。(単に筋肉痛のせいかもしれないが:笑)

まあ、まだ結論を出すのはぜんぜん早いと思うが、
いずれも私のやりたい太極拳から遠ざかってしまうのであれば考えなくてはならない。

大会を見に行くとどうしても派手な動きの剛拳といわれる外家拳に目が行ってしまうし、憧れてしまう。
しかし、私としては同じ時間を使うにしても、死ぬまで続けられることに時間を費やしたいし
老化によって気のパワーが増すことを楽しみたい。

見た目のカッコ良さをとるか、
中身の世界を追及していくか。

ひとつだけ言えることはマッチョにはなりたくない。
マッチョが強いのは当たり前。
ヒョロヒョロなのに強いのがカッコイイ。

やっぱり内家拳かな。(笑)