2016年6月28日火曜日

昇級試験について

早ければ2016年12月、遅くとも2017年7月に昇級試験を実施することを検討しています。
10級から1級までは健康増進目的の試験
初段以上は武術目的の試験とします。

昇級試験に関しては、サークルを立ち上げる前から計画していたことですが、
結論から言いますと「皆様の健康を心から願うから」です。

そのためにはどうすれば良いか?
今までにいろいろと考えてきました。

まずは気軽に参加してもらえるサークルにすること。
そのために会費を安くし、自由参加制としました。

次に楽しいサークルにすること。
決して義務的なものではなく、足が自然と教室に向かうような、稽古そのものを楽しんでもらえるよう、その環境作りに力を注いできました。

又、発表の場を設け、それを練習意欲に役立てて頂くこと。

全ては皆様の健康を願ってのことです。

ラジオ体操にしてもカードを持って行きスタンプを押してもらうことが楽しみでした。
その結果、朝早くに体を動かし健康増進することができました。
このちょっとしたことが大病を回避し、寿命を延ばす結果になったと思います。

病気は辛いです。自分だけではありません。周りも辛いのです。
自分中心の考え方はいけません。
自分も周りの人たちの幸せも考えるならまず自分が健康になることです。
31年間闘病生活を送った私はそれを痛いほど経験しました。

正しい歩法は足腰を丈夫にし、正しい身法は健康に役立ちます。
正しい眼法、呼吸法、放鬆によって心のリラクゼーションが得られ体だけでなく心の病を消し去り元気を呼び戻します。

これらが審査項目となります。

いわゆる級を上げていく努力は即ち同時に心身共に健康になるというものです。

昇段試験にしてもしかり。
武術として太極拳に取り組むことは強くなるだけでなく、更なる健康を手に入れることができます。
それに強くなることは美しくなることでもあります。

そしていずれ誰もが手に入れたいと思うような素晴らしい境地に達することを目的としています。

これが当会の昇級試験、昇段試験を行おうとする理由であり目的です。

心の中に太極拳への意欲の火が灯れば、それは健康街道まっしぐら、人生を謳歌できるということになります。

いかがでしょうか?

もちろん試験に参加するか否かは自由です。
全てはあなた次第です。

2016年6月22日水曜日

見えない光

先々月の師匠稽古に参加させて頂いた時、
師匠が「自分が光になる感覚」と仰った。

やはりそうかと。

私は最近、立禅気功を行う時、特に光になるイメージに集中している。
そして、実際私の中で起こることは光よりもプラズマのようなものが発生いる感覚に近い。
これが何なのか今の私にはまだ解らないが、
とてもエネルギーに満ちた状態になる。

そんな風に意識しなくとも、自分が光になれたのは未だに一回だけである。
あれは、私の進むべき道を示してくれたお導きだと思っている。
とても貴重な体験だった。

以前もブログに書いたが、その時の状態は全く恐れも闘争心もない世界。
相手の動きがすべて手の取るようにわかり、
相手の攻撃をいなそうとするのではなく、いなしている自分がいるという感覚。
そして打とうとするのではなく打つべきタイミングで打っている自分がいる感覚。
いわゆる無の状態。

これが体内に光が宿った時の神秘的なパワー。

因みに光は物質ではない。
エネルギーだ。
それに光はまっすぐ進む。

強力な光を体に当てれば、その光(光子)は体内を貫通するだろう。
手の平に懐中電灯をかざすと手の甲に光が漏れてくるのと同じように。

そして、光に似たもの。
それは電磁波だったり放射線だったり。
X線にしろ、体内を貫通するから体内の写真を撮ることができる。

このように考えると体内で起こるプラズマのようなものは気の感じ方の一つではないかと。
その状態で筋力を最大限ミニマム状態にして、
ゆっくりゆっくり手を前に差し出すと、
掌から磁力の束のようなものが発射されているように感じる。

あいにくこの状態に持って行くためには、立禅を何十分と行った後だ。
これを数秒でチャージする力を身につけられればと思う。

いずれも非常に集中力が必要。
立禅で無の状態にならなければ得られない。
だから立禅を行う時は仕事のことも生活のことも心配事も一切考えてはいけない。
逆に言えばそれらから解放される時間でもある。

それにしても、私が一時でも得た、あの光の無限のパワー。
あの感覚は忘れようにも忘れられないし、
いずれ自在にそのパワーを使えるようになりたい。


どうも最近話がマニアックになってしまうが、
この世界に入るともう引き返すことが出来ないぐらいハマります・・

2016年6月20日月曜日

楊式気功で急速疲労回復

土曜日は仲間と野外で6時間に及ぶ対打練習を行ったので、
さすがに翌日に疲れが出た。

しかも、前線が近づくと気圧の変化で体調がおかしくなる。
頭に血が上らなくなり、体全身がだるくなる。
40代半ばぐらいまではこんなことはなかったのだが・・

そんなこんなで太極拳をする元気もでなかったが、
気功なら・・と思い始めてみた。

今回は、楊式気功を行ってみた。
楊式気功とは便宜上そう呼んでるが、大成気功とは少し違う。

大成気功が水のように流れる感じなら、
楊式気功は空気(外気)を操る感じだろうか?
体を動かすことで気流を生み出すような感覚がある。

特に時間は計ってないが、多分40~45分ぐらいは行ったと思う。

気功を行う前はまるで時差ボケのように立ちくらみするほどの状態だったのが
気功後はしゃきっと立てるようになり、頭もスッキリ。
元気復活。

放置していた仕事も捗った。

すると、また楊式気功をしたくなった。
やはり40~45分ぐらいだろうか。
すると、更に元気に。
疲労感もどんどん消えて行く。

また、デスクに向かい仕事を始めた。

一段落したところで、またもや楊式気功がやりたくなった。

すっかり気功中毒(笑)

そして、今度は気の流れを強く意識してみた。
すると部屋の中なのに、肉体と空間との境界線が徐々に消え始め、
空間に溶け込んでいく感覚が強くなった。
手は電気が走っているようにビリビリし、
掌からは磁力線のようなものが束になって放出されている感覚を得る。

もはや疲労感はなく、
元気も通り越し、
体全体にエネルギーが渦巻くような状態に至る。

結局、合計120分以上行った計算になる。
しかし、まだまだやりたい気分だ。

やればやるほど元気になる気功。
そのパワーはどれだけでも増大する感覚。

時間さえあれば一日中でもやっていたいほどだ。

2016年6月17日金曜日

選手活動は4~5年と決めていた

間もなく4度目の全日本となる。

私は大会出場を決めてから4~5年で引退すると決めていた。
なぜなら私の目標はアスリートではないから。

私は指導者となるため、これからの時代、それなりの演武力が必要だと感じていた。
だから大会出場を決めた。

そして、
初出場の頃から2年間は体がボロボロになるまでトレーニングした。
なぜなら引退時期を決めてからスタートしたからだ。

膝はガタガタで痛みが治まらない。
そのうち足首まで痛み出す。
しまいには、ふくらはぎまでもが悲鳴を上げだす。

最後は鉛のような重い体を引きづりながら、
ただただ精神力だけでトレーニングを行った。
疲れ果ててそのまま練習場で寝込んでしまったことも何度もある。

筋肉痛が直らないうちに更に過酷なトレーニング。
筋肉疲労が回復しないうちに過酷なトレーニング。

慢性筋肉痛と筋肉疲労と闘いながらの毎日だった。

辛かったがその成果はなんとか表れた。
全日本では毎年4位ずつ順位を繰り上げ、去年は全国ベスト10入りを果たした。

奈良では拳術で3年連続優勝。
近畿大会では伝統器械で銀メダルを獲得。
伝統大会では拳術で銅メダルを獲得した。

そして、今年の全日本だが、
これまで行ってきたようなトレーニングはしないことにした。

必要以上に筋肉を酷使すると体内のフリーラジカル(活性酸素)が増加し寿命が縮まるからだ。
フリーラジカルは老化を促進させる。
陸上選手が短命と言われるがそのせいだ。
これは私が目指していることとは真逆だ。

それにもうひとつ解ったことは
試合向けのトレーニングを行うと勁力が衰えてくる。
これは実体験からわかったこと。

そもそも勁力とは筋力ではない力。
筋力を鍛えると勁力が衰える、
というより勁力の感覚が掴みにくくなるというほうが正しいだろうか?

筋力があると筋力に頼ってしまう。
すると勁力を上げるための感覚を掴む機会を失ってしまうことになる。

以上のような訳で、当初の計画通り、今年で太極拳選手人生にピリオドを打つ。
今年のテーマは「初心に戻る」
そして「自分らしく」だ。

私の目標は110歳以上まで生きること。
気功によって長寿を獲得すること。
その生き証人となること。

これは金メダルをとりに行くより私にとって重要なこと。

当会では、筋肉を酷使する練習は行わない。
息が切れるようなトレーニングや、筋肉が悲鳴を上げるようなストレッチも行わない。

それどころか基礎代謝を上げ、免疫力を向上させる練功を行う。
免疫力が上がれば老化、癌化を促進するフリーラジカルを減少させることができる。

現に気功や伝統楊式太極拳を行ったあとは、疲れるどころか逆に元気になる。
気功によって、生まれたばかりの頃の元気を地球と宇宙からチャージするからだ。

同じ太極拳でも寿命を縮める太極拳と
寿命を延ばすことが出来る太極拳があるとは皮肉なものだ。

私からの願いは、気功と太極拳によって
健康になって欲しい、
丈夫な体になって欲しい、
勁力を身に付けて欲しい、
長生きして欲しい。

少なくとも私の元にやって来られる会員さんには出来る限り最善を尽くしたいと思っている。

2016年6月16日木曜日

意拳気功の威力

昨日、一番弟子であるMさんとあらゆる稽古を行った。
推手、対打、散手、打ち合い、崩しあい。

2年前弟子として志願してきたMさんは
ちょんと指先で押すだけで枯葉のようにどこまでも飛んでいった。
投げても、崩してもその度にぶーぶー(笑)
意地悪でしているわけではないのだが・・(笑)

しかし今のMさんは違う。
拳も掌も打たせるとやたら重い。
ふわっと手を前に出しているだけなのに。
身長155ぐらいの小さな体から発せられるチカラとはとても思えない。

昨日は掌ではなく拳で胸を打ってもらった。
全く遠慮がない(笑)
私は5回目でストップをかけた。
ヤバイと思った。

そのMさんは、これまで忙しくて練習は出来なくとも気功だけは毎日行ってきたという。

当会で行っている気功は意拳の創始者がつくられた、意拳気功。
意拳、またの名を大成拳とも言われたので大成気功ともいう。

立つだけの鍛錬で、パワーを身につける。
力学では決して証明できない世界だと思う。

2016年6月5日日曜日

今、気功が一番楽しい

以前、ブログにも何度か書いたことがあるが
私は気功が一番好きではなかった。

そもそも体を動かしたくて始めた太極拳。
じっとしているなんて退屈で仕方なかった。

しかし、今は気功が一番楽しい。

空間と同化していく感覚が堪らなく気持ちいいし、
これほどの快楽があるだろうか?と思うほど幸福感を感じる。

立禅に入り体をゆるめると、スーッと気が沈み、無の状態に入る。
そのうち、内気(体内の気)と外気(体外の気)がスパークし合い、手がチリチリしてくる。

体がトロトロになってきて、
そのうち体が気化したかのように大自然と同化する感覚に至る。

太極拳もまた気功。
外気との摩擦を感じる。

推手もまた気功。
相手の気を感じる。

散手もまた気功。
気に包まれた体で相手を感じ、そして気を放つ。

当会では今2種類の気功を行っている。
ひとつが「水」なら、もうひとつは「空気」だろうか。
名付けて、水の気功と空の気功。

柔らかい空気に包まれ無の状態で気持ち良く太極拳を練っていると、
まわりの様々な気を感じる。

柔らかい気を出している人。
そうでない人。

私としてはこの感覚を誰にでも味わって欲しいと思う。