以前、ブログにも何度か書いたことがあるが
私は気功が一番好きではなかった。
そもそも体を動かしたくて始めた太極拳。
じっとしているなんて退屈で仕方なかった。
しかし、今は気功が一番楽しい。
空間と同化していく感覚が堪らなく気持ちいいし、
これほどの快楽があるだろうか?と思うほど幸福感を感じる。
立禅に入り体をゆるめると、スーッと気が沈み、無の状態に入る。
そのうち、内気(体内の気)と外気(体外の気)がスパークし合い、手がチリチリしてくる。
体がトロトロになってきて、
そのうち体が気化したかのように大自然と同化する感覚に至る。
太極拳もまた気功。
外気との摩擦を感じる。
推手もまた気功。
相手の気を感じる。
散手もまた気功。
気に包まれた体で相手を感じ、そして気を放つ。
当会では今2種類の気功を行っている。
ひとつが「水」なら、もうひとつは「空気」だろうか。
名付けて、水の気功と空の気功。
柔らかい空気に包まれ無の状態で気持ち良く太極拳を練っていると、
まわりの様々な気を感じる。
柔らかい気を出している人。
そうでない人。
私としてはこの感覚を誰にでも味わって欲しいと思う。