2016年9月27日火曜日

悪口は陰でお願いします

人は他人が理解できないと、他人を悪く言うことがある。
逆を言えば、悪口を言うということは他人を理解できていないと言うこと。

理解できないということは勉強不足ということ。
だから理解できるようになるために人に揉まれながら学んで行けばいい。

避けてばかりいては決して学ぶことは出来ないし、楽しくなる人生もつまらないものになってしまうかもしれない。

人は誰でも人より優位に立ちたい。
しかし他人を悪く言ったり、蹴落とそうとする行為は好ましくないと思う。
それで本当に自分に実力が備わるだろうか?

人生とは修行と私は考える。

他人を悪く言ったり蹴落としたりしようとする行為は自分の非力さを認めているようなもの。
意味がない。

仮にそのような方法で自分が上に行けたとして、その位置の重圧に耐えることが出来るだろうか?
上には上にしか解らない辛さがある。

適材適所。
人は常に自分の相応しい位置にいる。
まずそのことに感謝しよう。

上に行きたければ修行すればいい。
そもそも、己を鍛えなければ上の世界の重圧に耐えることなどできない。

***

因みに私は普段感情が一定している。
理由もなく機嫌が悪くなったりすることはない。
どちらかといえば私は普段いつも機嫌がいい。

なぜなら毎日が楽しいから。

いや、厳密に言えば楽しくないこともたくさんある。
悩んだり、悔やんだり、心を痛めたり・・

しかしそれらにはすべて理由があり、私はそこから逃げようとはしない。
何故辛い想いをしなければいけないのかその原因をなんとか探そうとする。

探そうと思わなければみつかることはない。
しかしその原因が解った時、その辛さは幸福感に変わる。

人を理解すること。
人を許すこと。

***

約35年前、住み込みのバイトで貯めた33万円を握りしめ、成功を夢見て上京。
しかし3ヶ月でそれを使い果たし、それからはカーテンも布団もない6畳一間のアパートに住み
食べることもできなかった私は飲食店でバイトし、まかないだけで空腹を抑えた。
どうしても空腹が抑えられない時は、飲食店裏のゴミを漁ったこともあった。
冬は毛布一枚にくるまって朝まで凍えながら、寝ても寝れない夜を何度も過ごし
昼間は腹が減らないようバイトの時以外は極力動かないようにしていた。

これが私の東京での音楽生活の始まり。

いずれも私は一度も勤めたことがない。
いつも一から。


前事業もポケットマネー4千円からスタートした。
しかしそれから約600人の組織リーダーになり、顧客数も3000人を超えた。
年商は約60万から十数年後には約5000万円へ。
6畳一間のボロアパートから日本とカナダの両生活が出来るように。

いずれも始める時はいつも一人。
だから、良いことも悪いことも全て自分の身に降りかかる。
逃げることは出来ない。

その中で学んだことは大きい。

しかし人生、七転八倒。
かつての組織は完全崩壊し、私自身も燃え尽きてしまった。
当時、生きる意欲さえ失いかけていた頃に出会ったのが太極拳。

これが私にとって第三の人生。
約10年の下積みを経て、ひとつの夢を抱き一人でサークルを立ち上げた。

その後の経過は決して順風満帆ではない。
本業である事業はメーカー側により取引を打ち切られ、生活は一気に大転落。
サークル運営を維持するために、老後資金としてコツコツ貯めていた貯金を全て投じ、それでも賄えず借金生活突入。
食もままならず、半世紀以上も生きてきて、またもや惨めな生活に。

何故そこまでして太極拳サークルを維持したかったか?

それは、皆の笑顔を見続けたかったから。
皆の笑顔こそ私にとっての生きがいだから。

今も尚、自分自身との闘いは続いている。

***

私のことを悪く言うのは構わない。
ただ、悪口は陰でお願いしたい。

生きること、夢を達成させることに必死なんだ。


とはいうものの、先程も言ったように私は今起きていることをすべて理解している。
まだまだ未熟な私だが、それぐらいの人生は歩んできたと胸を張って言える。

生まれてきたことに感謝し、
生きている間に出来る限りのことをしよう。
いつもそう思っている。


とてつもなく、とりとめもない文章になってしまった。。

ここまで読んでくださってありがとうございます。