2017年1月25日水曜日

発勁如虎

「はっけいじょこ」

読んで字のごとく発勁は虎の如くという意味。

今年に入ってから打ち始めた形意拳。
十二形拳、閃電手、その他諸々。

やればやるほど心地よい疲労感と爽快感。

そして肩がどんどん軽くなる。
気功体操をするより今の私は形意拳のほうが体がほぐれる。

崩拳を打ち出す前、
パワーを溜める。

これを蓄勁という。

天地と一体化し、パワーをチャージする。
フル充電状態になったら一気に下腹(あたり)から打ち出す。
この打ち出す感覚が実に気持ちいい。

拳が大砲の弾のように発射され、
それに腕が付いていくかのよう。

形意拳をやり込むと、脱力の重要性がもっともっと分かるようになる。

拳は打つものではなく、打ち出されるもの。
虎が一気に獲物に襲いかかるように。

放鬆することは武術的に大切なことだが、
それよりなにより、放鬆は気持ちいい。

肩のこる武術から離れ、今はそれが何より楽しい。