太極拳を量子力学で考えると様々な発見がある。
特に最近気がついたのは万物の最小単位であるクオークそのものが太極拳で言われる陰陽そのものであるということ。
人間はなにでできているだろう?
ほとんどの人がタンパク質と答えるのではないだろうか?
しかしそれより多いのが水。
人間の体の約30%がタンパク質で約60%が水でできている。
つまりタンパク質に水を入れてこねれば人間ができるということ。
私はこのことをいつも栄養学で語ってきた。
だから、食べ物を選ぶ時は、お水とタンパク質に拘りなさいと。
汚水と質の悪いタンパク質ばかり食べていると、質の悪い人間ができることは容易にわかる。
なぜなら人間は代謝によっておよそ200日で生まれ変わっているのだから。
今なんらかの病気や症状を抱えている人は水とタンパク質を変えればすべて治るということ。
さて、量子論で考える太極拳。
その人間のほとんどが水でできている。
その水は水素と酸素でできている。
更にその酸素は原子核と電子から成り立っている。
太陽の周りを回る地球のように、原子核の周りを電子が回っている。
その原子核と電子の距離は、おおよそにして原子核が1㎜としたら電子までの距離は50mと言われる。
つまりスカスカだということ。
更にその原子核。
これは陽子と中性子からなる。
これが最小単位かと思えばそうではない。
まだある。
その陽子も中性子もいくつかのクオークからなりたっている。
つまり今解明されている最小単位はクオークだということ。
このクオークにもアップクオークとダウンクオークがある。
ここで思い出してみよう。
万物は全て陰陽からなるという東洋思想。
それがそのままこのクオークに当てはまってしまうのだ。
タンパク質と水からなる人間だけでなく、木も火も土も金もすべての最小単位はアップクオークとダウンクオーク。
つまり陰陽で成り立っているということ。
なんとすごいことだろう。
古くから伝わる東洋思想である陰陽説は最新科学である量子論によって解かれたということ。
今目に見えている物質は形あるものだと誰もが思っているだろう。
しかし、それは宇宙の始まりといわれるビッグバン以前(インフレーションの前)の小さな小さな目に見えない程の陰と楊のクオークから始まった。
そして地球にあるものすべても宇宙もすべてクオークで成り立っている。
実は物質を象っているのはクオークでありエネルギーであるということ。
言いかえると仮想現実となにも変わらない世界であるということ。
太極拳で極限まで体をゆるめるとなにが起こるか?
体がまるで煙のように空間の中に溶けていく感覚を得る。
そして氣のパワーが集まると光になる感覚。
恐怖のない幸福感だけの感覚。
これらすべて量子論と陰陽説で辻褄が合ってくる。
「できる」とか「できない」とか言うのは自分の思い込みでしかない。
なぜなら人間皆だれもが宇宙と同じクオークで成り立っている。
なのになぜ実力の差がでるのか?
それはエネルギーレベル。
私の経験では、回ってる感覚。
体の中で何かがぐるぐる回っている。
その正体が今でこそ電子であるということが解る。
つまり、その回る力でその差が出るのではないかと考える。
太極拳の功夫(実力)を上げることは、自分の存在も宇宙も全て知るということにつながる。
気功や太極拳、ヨガが今もてはやされるのは、今まさにこういう時期に来ているからなんだ。
どうだろう?
今執筆している自分もこのことに気付いた今、興奮と感動とともに人間の可能性が無限大であると感じざるを得ない。