套路を練る時、特に意識していることは「脱力」
毎回どこまで脱力できるか?
自己ベスト記録を作ろうと試みている。
そして昨日、楊式太極拳の全套路(型)を練っている時に最高記録が出た。
それは決して良いものではなく
脱力し過ぎで大きくグラッとよろめいてしまうというものだった。
しかもなんでもないところで。
しかし、よろめいたからと言って、武術的にダメとは全く思わない。
そのよろめきを力に変えることが出来ればそれはそれでアリだと。
いずれもここまで脱力できるようになったことは自分の中では嬉しい。
あとは、よろけることなく脱力するにはどうすれば良いかというのが今後のテーマになりそう。
いわゆる沈むことだけを意識するのではなく、
上へ引っ張られる力も意識する必要があるということ。
「上虚下実」という状態。
沈む感覚と浮遊する感覚。
この状態になると、いきなり体の中にパワー(光)がドワッと入ってくる。
自分の身体が光体になり、
その光が体内で膨張し体外へと溢れ出しそうになり、
何かと一体化したような感覚。
もうその時は自分の中に意識はなく、
ただただ、自分の身体が無意識に勝手に動いてくれる。
そのような境地に至れるよう、
更に鍛錬を積もう。