2020年12月1日火曜日

練習場所がない!

本当にそうでしょうか?

練習する場所がない。
練習する時間がない。
こういう声をよく聞きます。

逆に私にとっては練習出来ない場所を探す方が難しいです。

家の中なら、居間、台所、廊下、洗面所、トイレ、お風呂、すべて私の練習場所です。

特にお風呂はおすすめです。
湯船に浸かりながら気功を行うと大きなリラックス効果が得られます。
辛いことが続き心が疲れ切っていた時もこうやって心の状態を回復させていました。

外でもどこでも練習します。
マンション住まいですが、外に出たらすぐに廊下があるので、そこで軽く崩拳を打ちます。

エレベーターで降りる時も密室なのでここぞとばかり龍形拳の站椿功を行います。
外に出たら他人に気づかれないよう八卦歩法で歩きます。

近くの公園、駐車場、路地、寺院どこでも練習します。

スーパーやコンビニの中でも練習します。
もちろん套路ではなく太極歩法や八卦歩法を他人に気づかれないようさりげなくやるのです。

実は「他人に気づかれないように」というのはとても大事です。

なぜなら太極拳は武術だからです。
相手に動きや技を見せてはいけないのです。

そう考えるとどうでしょう?
練習できない場所を探す方が難しくありませんか?

トイレに座っている時も雲手や起勢、攔雀尾などをします。
デスクで仕事中の時は座りながら全套路通します。

練習する場所がないと言っている人は単にサボりたい言い訳を探しているだけではないでしょうか?

家族の目があるから練習できない。
関係ありません。
家族がいるからこそ、興味をもってくれたらいいなと思いながら練習します。
最初は鬱陶しがられますがね(苦笑)

しかしここで怯んではいけません。
中途半端にやるから、鬱陶しがられるのです。

毎日続けてみてください。
「熱心だな」に変わります。

ということで、練習出来ないことなんてないのです。
練習を練習と思わなくていいのです。

なんとなくやればいいのです。

私は、映画Shall we dance(日本版)が好きで何度も観ました。
主人公が、仕事中、職場のトイレ、駅のホーム、夜中の公園で練習するシーンがありましたが、あれを見るとかつての自分を思い出し、なんとなくじわっときます。

映画ではハッピーエンドで終わりましたが、私も同じようにハッピーエンドで終わる人生にしたいと思います。

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「何故、電話ボックスの写真が?」と思われるかもしれませんが、学生時代プロのトランぺッターになりたくて、練習場所に困り苦肉の策が電話ボックスでした。
あれほど大音量を発するトランペットでも練習できない場所はないのです。


















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