昨夜は中級クラスと深夜プライベートレッスンでした。
中級クラスでは楊式太極拳と八卦掌、そして推手をやりました。
今回初めてでしょうか?
自由推手をやってみました。
自由推手では手も足も自由に使ってよく、態勢を崩さないようにするための練習方法です。
今回はじめてということもあり、
足が自由に使えるのにいつもの癖で手で処理しようとしてしまいがちでしたが、
とても良い練習になったと思います。
推手で「粘り付く」ことを身に付け、
自由推手では「足を使う」ことを覚えます。
話は変わるようですが、
覚えが早い人は他の人と何が違うのでしょう?
それは吸収力です。
学ぼうとする心です。
意欲的な人はスポンジのようにやわらかく水をたっぷり吸収します。
そうでない人は石のようでほとんど何も吸収できません。
昔、頑固な人を石頭と言いましたが、本当にその通りだと思います。
学びに来ているはずなのに、
何故か自分でやろうとしてしまったり、
反抗してしまったり・・
実に勿体ないです。
私が師に稽古をつけて頂く時、
道場に入るやいなや「さあ、出来る限り吸収するぞ!」という気持ちで稽古に挑みます。
1分たりとも時間を無駄にしたくありません。
太極拳で大事なことは、
「学ぶ」ための吸収力と、
「相手の力を溶かすため」の吸収力です。
深夜レッスンではUさんの動きが変わりました。
先日のレッスンでUさんの伸び悩む理由が解ったのです。
それは忙しさのあまりほとんど稽古に参加出来ていないからというものでした。
稽古では毎回全套路を通します。
その時に指導者からどれだけ動きを盗めるか?ということになりますが、
その機会がなかったからです。
前回一緒に全套路通したら、その後のUさんの動きが変わりました。
「なんとなく稽古に参加してる」
「先生の動きを見ていない」
とても勿体ないと思います。
大事なことは
「時間を掛けること」ではなく
「時間を大切にすること」ではないでしょうか?