2013年5月20日月曜日

腰をゆるめる

毎日、型の練習をしながら、最低限気を付けてることがある。
腰をゆるめること。

弓歩で立っている時は後ろ足を伸ばさないといけないので、腰もやや緊張したような感じになるが、
少なくとも虚歩の時はしっかりゆるんでないといけない。

全ての技は腰でコントロールしているわけだから、腰が緊張していると次の動作にすぐに移れない。(と、思った)

通常、人間は、五感で感じたことを脳で受信して、それによって指令を出し、体の各部が動く。
要するに一旦脳を介して動いているわけだ。
しかし、実際実戦でそんなやりとりをしていたら、相手の動きを察知して次の動きに移るまで間に合わないだろう。

条件反射ではないが、熱い鍋に手を触れた時は脳まで信号が行かず脊髄がそれを感知しそしてすぐに指令を送るらしい。
だから大やけどをせずに済むのだ。

又、腹はリトルブレインとも言われる。
食べたものを消化したり吸収したりしているのは脳が指令を送っているのではなく腸自身が判断して自分で行っているらしい。
いわゆる腸は第二の脳なのだ。

だから、実戦では腹(丹田)で考え腹(丹田)で動くという感じなのだろう。(私の勝手な推測です)
だから腰をゆるめておかないと機敏な動作ができないというわけだ。

それに腰をゆるめれば、いろいろ意識しなくとも全てがゆるんで自然と正しくきれいない姿勢になる。
含胸抜背(がんきょうばっぱい)とか立身中正(りっしんちゅうせい)とか尾閭中正(びろちゅうせい)とかイロイロ意識しなくとも腰さえゆるめれば背筋も肩も腰も股関節も膝も全部が緩んでくれる。

いろいろ考えながらやるのが苦手なので、「どれかひとつ」と、絞り込んだ結果だ。