2013年6月23日日曜日

ほとんど休憩しない理由は?

当サークルでは2時間中1回しか休憩しない。
しかも、ほんの3~5分程度。

なぜなら、疲れることをしないから。
いや、むしろやればやるほど元気の出ることばかり。

パワーを使っているのではなく、パワーを呼び込んでいるからだ。

長拳系のトレーニングや型を行うと、すぐに息が荒くなり短時間で極端に体力を消耗する。
しかし、伝統太極拳の基本功ではストレスや疲れの元になっている邪気を払い、
そして、元気の元である外気を体内に取り込む。

伝統太極拳の型は深呼吸するように動くから、息が乱れることは一切ない。
套路を通すと20~25分になるが、最後まで息が乱れることはない。
しかも、体力も消耗しない。
むしろ動きながらパワーのある外気を体内に呼び込むから、やればやるほど元気が出る。

太極拳では無駄な動きを一切しない。
飛び蹴りやハイキック。
激しい動きを一発でもやるとそれだけで息が乱れる。
息が乱れるということは、即ち体内が酸欠状態になっているということだ。
そんな状態で長時間戦えるわけがない。

太極拳で蹴るのは基本的に膝、高くても急所(股間)までだ。
無駄な動きはしない。疲れることをしない。
というより、膝を折ってしまえば相手はそれだけで身動きできなくなってしまう。

手の使い方も攻防一体型だから、受けてから打つのではなく受けるのと打つのが同時進行だ。
これによって単純計算、疲労度は半分で済む。

だから気功と太極拳をしていること自体が最高の休憩なのだ。