昨日は約5時間に及んで仲間と推手や組手を行った。
改めて思ったことは、
太極拳は推手や組手などを行うことでもっともっと楽しくなるということ。
特に推手はすごくいい。
推手は二人で行う気功だと私は思っている。
相手の気を感じ取り、そして相手に気を掛けたり発したりする。
相手と手を合わせれば、自分が力んでるかゆるんでるかすぐにわかる。
逆もしかり。
正しい動作を覚えることも大事なのだろうが
推手を行うことで自然と相手の動きを察知する能力や、
軸感覚、それに沈むことの重要性を知ることになる。
推手は足腰も鍛える。
身体が丈夫になる。
リラクゼーション効果もある。
推手で相手に崩されないよう攻撃をいなしたり、
打ちに行くために必要なことは技術ではない。(と私は思っている)
繰り返すようだが推手は気功であり禅であるということ。
地に根付くように立ち、天とつながる。
やがて体内が光で満ち溢れてくる。
この時に、推手によって太極拳の意味が次第にわかってくる。
禅であるからにして、雑念、邪念は払わねばならない。
無の状態になる。
無になって始めて無が無敵だということがわかる。
とは言うものの私もまだまだ無になりきれないことが多いが・・
昨日、仲間が私と推手を行って勁力がすごく上がりましたねと言ってくれた。
ここでわかったことは意図するところに勁力はないということ。
マニアックな記事でスイマセン。
しかし、太極拳の中には不思議がいっぱいある。
それが実に楽しい。